2020年10月30日金曜日

平尾台キャラバン

 その後の怒濤の日々のために、すっかり報告が遅くなってしまいました。

10月17,18日で平尾台キャラバンというイベントに参加しました。

平尾台の一角にティピのステージができて、マルシェがあって、テント村があって、みんなで歌ったり踊ったりしながら遊ぶというイベントです。

野研はドームを建てて、五右衛門風呂を焚いて、だいすけが講演をしました。


日が暮れたら、たき火がはじまりました。ビールを飲みながら音楽を聴くイベントは、ほんとに久しぶりです。人は、ずっとこんなことをしていたのだと思うし、感染予防とかいろいろな制限はあるけれど、やはりアルコールや音楽に酔いながら体を動かしたりするのが好きなのだなと思いました。




五右衛門風呂で温まる女子たち。
足湯だけでもポカポカです。
五右衛門風呂を置いたところは、真っ暗なのだけど、わりと人通りがあったので、本格的な入浴タイムは、みんながテントに帰ってからとなりました。


平尾台は、ちょうどススキの季節です。

ジャンベとダンスのライブとか楽しいポイントの写真がないのは、写真を撮るより自分も参加してしまっているからです。

こんな報告じゃ、楽しさが伝わってこないよと思っている、そこのあなた!次のイベントには、一緒に参加しようね。


門司港アートワーフ [WILDCAT HOUSE ]

 野研2020年秋の新作

「WILDCAT HOUSE」

門司港アートワーフ
2020年11
門司港錦町公民館にて封切り

ぜんびょう      
全猫が笑った!
<ニャーヨークタイムス>

こんどの野犬は野猫なのか!
<夜猫新聞>

美食集団の驚きレシピ!
<月刊マタタビ>

この万全なコロナ対策には脱帽するばかりだ!
<ネコントンポスト>

2020年10月26日月曜日

 門司港アートワーフのための作品制作がはじまった。準備期間は十分にあったので順調にいくと思いきや、途中でコンセプトが揺らぎ、思い通りにできず、さらに素材が不足し、もっか悪戦苦闘な状況。今週はこれにかかりっきりになりそう。でも、野研は現在人員不足で、このところ急激にオーバーワークな感じ。門司港アートワーフの会期は11月いっぱい。

2020年10月4日日曜日

サクのうみ

 その海に行く手前には柵がある。柵の向こうには海があって、いくつもの岩が突き出した山水画のような風景が広がっている。


 みんなあまりはっきりとは言わないけれど、北の海に行けるのは、今年は今日で最後だろうとぼんやりと予感している。だって今日は10月3日で、車のエアコンは着けたり切ったりして調整しないと車内が寒くなってしまう。



 はでぴとハツメットは、潜れるようになったから今日は銛を持って海に入るという。だいすけは新参者のために魚の逃げ方のレクチャーをする。その言葉の軽さと裏腹に語り口は熱をおびている。

コトシサイゴカモシレナイ

 柵の向こうの海は、穏やかに見えたが、その内に包まれると冷たく、ときに荒い気性を垣間見せる。私は岸に留守番をして、小瓶にいっぱいのカサガイを集めるために岩場の波打ち際を歩き回る。


 予想外に早くあがってきた人たちのために、慌てて火をおこす。

サムカッタ?

 魚は、私たちのお昼ごはんと晩のおかずにちょうどいい程度とれたけれど、新参者の初漁果ではなく、いつものようにだいすけの漁果だった。


 人は自然の中に分け入って、手に入れた自然を自分の中に取り入れて生活している。人と自然はもともと切り離せないものだったのだから、私たちはもっと自然とひとつになれる。

ツギハミナミノウミニイコウ