2018年7月24日火曜日

大學堂10周年祭



7月7日を持ちまして
大學堂10周年!

7月5日の前夜祭からはじまり
豪雨という彦星と織姫の祝福をうけながらも
無事に10周年祭を開催することが出来ました

華やかなに飾られる大學堂

多くの市場の皆さんからお祝いをいただきました
有難うございました!!

オープニングセレモニーの前に割れてしまうというハプニング
オープニングセレモニーでは、旦過市場・森尾元会長の挨拶
今回の大學堂10周年祭企画・運営の中心のおゆみの挨拶
そしてくす玉をもう1度割る
「5,4,3,2,1・・・・ぱっかーーん!
皆様ありがとうございますーーー!!」

周りの沢山の「おめでとう!!」の声に
大學堂が市場の中で愛されているのが感じられて嬉しかった


               沖縄から何時間もかけてきてくれたちゅらのlive
                  チュラの三線の音色が市場に響く
                その音に合わせてお客さんみんなで大合唱
                   「島んちゅぬた~か~ら~」


あの八百屋の清志郎も再登場
還暦祝いの真っ赤なスーツに1時間半かかる特別化粧!
そこにいるのは江里口さんではなく清志郎だ
ロックな音楽でお客さんの熱も一気に上がり
アンコールを受け熱冷めぬまま・・


モザイクスによる即興演劇ナイトlive
しかもディナーショー!
能登から届いたぷりぷりのイカや
まってました!な馬刺しなど、お祝いの食べ物がずらりと並ぶ
なつかしいメンバーと新しいメンバーがあつまり
10周年の夜は大盛り上がり

かしらの隣は益々お酒がすすむ いぼりさん

開放的な空間に合わせてチュラの音楽も響き、まるで沖縄にいるかのよう
余韻に浸りながら時間があっ!という間に過ぎていきました
無事に幕を閉じることが出来ました

お足元の悪い中10周年祭に訪れていただいたみなさま
お越しいただき有難うございました!
これからも大學堂をよろしくお願いします









 









                
               

学長大茶会

7月23日(月)
荒天のため延期になっていた10周年記念の学長大茶会が日を改めて開催されました。


噂には聞いていましたが、初めて拝見する学長のお手前。
30年ぶりで・・・と謙遜されますが、さすがに子どもの頃からお稽古されていた方は、一つ一つの所作が違います。


暑い暑い大學堂で、凜と空気が引き締まる感じがしました。

2018年7月23日月曜日

逃げるイシダイ。追いかけるイカ。

三月の沖縄以来の海。
山口県は鯖釣山の近くの浜にたどり着く、朝9時前。

僕はまだ魚を取った経験がない。銛を持った事はあるが、遊び程度で突けたためしがない。それ以前にそれほど深く潜ったことすらなかったから、とりあえず今日はなるたけ深く、長い時間潜る事と、1匹でもゲットするという目標を車内でひっそり立てていた。

台風の影響か、少し風が吹いているが、連日の猛暑でくたびれた身体にはちょうどいい気温だ。何気ない顔をして入水の準備をしていたが、多分浜にいる誰よりもテンションが上がっていた。モチベーションは最高Maxありがとうしあわせ。

のはずだった。

早速潜水。海が死んでいる。Dead Sea。

魚が全然いないのだ。南無。


こんなのしかいない。
 仕方がないので、普段食べないような魚に手をだすはめに。

大ちゃんのとってくれた魚でお昼を済まして、また潜りに行く。
銛を片手にテトラポット近くで魚を探すと、午前中は見つからなかったような魚が漂っていた。とにかくここで一匹とらなければいやらしくアルパカに自慢できない。午前中にみた大ちゃんの動きをなんとなく思い出しながら魚の隠れていそうな岩の間をのぞく。それを繰り返すこと数回、突然目の前に大きめのイシダイが現れた。あわててイシダイの正面めがけて銛を突くと、なんと刺さったのだ。そして逃げられた。南無。Dead Sea。

虚しく海上に上がって息を整える。イシダイに逃げられるイカ。無念この上ない。

結局、2時間潜り続けたがとれることなく終わってしまった。
魚の見つけ方、潜水のタイミング、獲物との距離感がまだまだつかめていないのが今回の敗因である。課題が山積みだ。今夏中にとれる様になりたいものである。

これはぼら。




                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

デビュー発表会第二弾

今年はチームになって作品制作。
隠れた才能が発揮される!?
7月26日(木)14時40分から
4-101にて

2018年7月20日金曜日

クジラ・イルカ好きのみなさま

全国のクジラ・イルカ好きのみなさまへ。見逃せないクジラとイルカの人類学。8月11日。和歌山県太地町で。


イカ好きのみなさま

全国のイカ好きのみなさまへ。見のがせないイカの自然学。
7/23 月曜日朝9時より


2018年、海の日、ハマダイコン

海に行くのはニューギニア以来だ。
ニューギニアでは、儀礼の合間にナイトダイビングでテングハギをとっていた。海は暖かく、環礁の中の小さな波が時折体を揺らし、潜るだけで心地よかった。

海の日、天気はカンカンに晴れていて、真夏日だった。外で立っているとそれだけで汗がどんどん出て来る。ハマダイコンにはかつてない?ほどの海水浴客と「グランピング」の人たちがきていた。何かを採っているおじさんもいた。

ニューギニアで梱包して以来開封していなかった銛を取り出すと、部品が揃っていなかった。しまった。ダダに銛先などを借りて潜る。

人がたくさんいるせいか、魚影は薄かった。センスのないアルパカは見える魚しかつけないので、ダダのいない側で潜り適当に出くわした魚を突いて行く。適当なサイズの魚が適当な量取れた。センスがなくても魚はいればつけるけど、これから潜る人は効率よく魚を突けるよう、ダダが正しいやり方で教えてくれると思う。しばらく潜ると、あんなに暑かったのに体はどんどん冷えていった。やはりニューギニアの海とは違う。
日が暮れてきてから、陸にあがって、滝で水浴びをして、テントをたて、火を起こしてぶさぶさ達の到着を待った。ぶさぶさ達が到着すると、すぐに宴会が始まった。魚影は薄かったが、魚は十分にあった。キゾクが次々と酒をカバンから出してきて、潜った後なのにやたら呑んでしまった。
潜ってから呑むと、いつもと同じくらいの量の酒でも気づかないうちに酔ってしまう。鹿児島でも一度経験したが、あの時はすごい潮流の後の焼酎だった。今回は、ちゃんぽん。夜中に3度くらい目が覚めてもどしてしまった。
おかげで朝も起きれず、日が昇ってから海に入る。やはり魚はそれほど多くない。銛先の組み合わせの問題で、チョッキが取れず、3度ほど大きめの魚を逃してしまう。当たり前だけど、道具の準備が大切だということを今回は思い知った。それでも、適当に魚を突いて切り上げた。
久しぶりにかんかん照りの日光に当てられ、泳いで酒をのみ、体はクタクタになった。

すでに頭はあまりまわらなくなっていたが、キゾクの家に魚を運び、シャレメも合流して再び宴会となった。宴会の内容はなんだかあまり覚えてないが、ちょっとした事故?で歯を折ってしまったぶさぶさが、それにも関わらず酒を飲み続けていたのが印象的だった。仕事でもあまりうまくいっていないことがあるようで、落ち込み気味のぶさぶさだったが、これだけ遊んだ後に、宴会して一緒に騒げるなんて、ドキュメンタリー映画の監督はさすがにタフな人だと思った

はつうみ

海の日なので、海で泳ぐ。
先発隊のあるぱか、大介、いぼりは、その日の夜ご飯を調達。

ハマダイコンはベタベタで波もない。最高の海日和だった。
だけど連休のおかげか、異常な暑さのせいか、いままで見たことないくらい海水浴客も多かったし、テントもたっていた。

夜になって、きぞく、ぶさぶさ、ルー、あさぎも合流して、昼に獲った魚たちを食べる。
とれたての魚たちは焚き火で焼いて、最高級の日本酒と一緒にいただく。
チーズやワイン、バーニャカウダーにバジルペーストまで。
とても贅沢だとおもう。まるで今はやりのグランピングだね。

次の日は朝早くから潜る計画だったけど、飲み過ぎて寝過ごしたので、結局7時前からスタート。あるぱか、大介と一緒に朝ご飯をとりにいく。
朝食も、焚き火で魚たちを焼いたのだけど、暑すぎて倒れそうだった。

朝食後も再アタック。
今回わたしは初めて銛を持って泳いだのだけど、一匹もつけなかった。あるぱかや大ちゃんに魚がいる場所を教えてもらったのに、ぼーっとしているカワハギすらつけなかったのである。
原因は耳抜きができないことと、水にはじかれてうまく潜れないことなので、もっと練習しようと思った。

今年の夏もまだ始まったばかり。できる限り海に行って、上達したいと思う。

2018年7月15日日曜日

Victoria Shen × 谷本仰

デルソルであった「Victoria Shen × 谷本仰」のライブをみてきました。

写真は

ないです。

谷本さんのライブを一ヶ月で3回ほど聞いたけど、
聞けば聞くほど谷本さんの音は理屈っぽい感じがする。
それは全然悪い意味ではなくて、確固たる意志を持って、
なるべくしてそうなっているようで、それが心地よい。
あれだけアドリブ的に音を作りながらも、そこに「来るべき」音があるようで、
それを的確に持って来るのはさすがたど思った。

対して、Victoria Shenはより自由で、デルソルの中を縦横無尽に動き回っていた。
顕微鏡で片っ端から色々なものを拡大して楽しむ子どもみたいだった。

音がどうとか、よくわからないけど
わかりやすいメロディーだけが音楽じゃないのだと
わかった

2018年7月10日火曜日

大學堂10周年

大學堂10周年。
7月5日はプレプレイベントで、谷本さんのソロライブ。


北九大が誇る奇才ダダ氏によるダダイズムシンセが飛び入り。


そしてもちろん打ち上げ!まだ10周年じゃないけど。

6日はプレイベント学長茶会。
・・・のはずが、大雨のため、学長が小倉に来れなくて延期に。
って、学長が自宅待機で北九大の危機管理は大丈夫なのか?
とかいらぬ心配はさておき。
メイフストロガノフ家の秘宝といわれる茶釜のお披露目も延期となりました。

7日は10周年記念日。
大雨の影響で交通機関のマヒがつづいる。
JRは間引き運転しているらしいので、なんとかなるかと思っていたら、ミンミンからの電話で2時間に1本運行中と知る。戦時中か!?とツッコミながらも、慌てて30分後に福岡空港に着く、喜屋武美波ことチュラを迎えに行くために車を出す。とは言っても、高速道路は閉鎖されているので、下道で飯塚を抜けて行くことに。14時半にチュラと合流。鹿児島から北上しようとして博多で足止めをくっていたシャレメが、たまたまミンミンのところに避難していたので、チュラ、シャレメ、ミンミンを乗せて、小倉へ!
すごい!この車に乗ってる人、みんな10年前を知ってる!!

ワイワイとおしゃべりしながら車は進んでいく。やっぱり下道。グーグル先生をもってしても、渋滞は避けられない。
ライブ開始は16時の予定だけど、到着は17時になりそう。
17時10分くらいに大學堂に到着。みんなを降ろして、私は駐車場に車を入れに行く。急いで大學堂にもどったら、なんともうライブが始まっている。
喜屋武美波、準備が早い!
もっと驚いたことは、お客さんが満席!
1時間も遅れているのに・・・



そして、さらに驚いたことは、その様子に自分の心が震えている。
なんだろう、なんでこんなに泣きそうなんだろう。
シャレメも「なにこれ、泣きそう」とかなんとか言っている。

なんだろう。10年前と同じようにチュラがここで三線を弾いて歌っている。
ただそれだけなのに。なんでこんなに泣きそうなんだろう。



あのときもお客さんが多かった。
あのときもチュラは紅型を着てカンプーを結っていた。そして、緊張して震えていた。いろんな舞台を踏んでる人なのに、特別に緊張すると言っていた。そのくせ、着物姿の私をみて「すごい、上等!」と満面の笑顔でほめてくれた。私はうれしいけど、ちょっと呆れて、何をおっしゃる、今日はチュラが一番上等だよ、と言った。
そんなことを思い出して、懐かしいから泣きたくなるんだろうか。


通りがかった豆腐屋の金子のおばあちゃんが、「あら、この人、この前も来た人よね」と言ってチュラの名前を言った。
「この店がきれいになったとき、来て歌っとった人よね」
「そうよ、おばあちゃん。でも、この前って10年前よ」
「そうよね、おんなじ人よね。ちゃんと覚えとるよ」
やっぱり泣きそうになる。

うれしい。
チュラがここで歌ってるのがうれしい。
お客さんが喜んでるのがうれしい。
金子のおばあちゃんが覚えててくれてるのがうれしい。
自分がこの場を共有しているのがうれしい。


大學堂がオープンした日もそんなことを思った。
自分がこの場にいれて良かったな。

喜屋武さんとやおやの清志郎さんと一緒に


10年前の私は小倉に住んでいなかったので、大學堂の改装にはほとんど関わっていなくって、オープンの前日からちょっとだけ参加して、オープニングの日を迎えたので、ほんとに大學堂を作った人達からしたら、たいして何もしていないのに、こんなことを思うのは、図々しいと思う。
それでも、この場にいれて、良かったなと思った。

泥沼を醸す演奏者

泥沼で踊る人々


その後も、10周年記念ライブは続く。
愉快なロックンローラーのゼリー・バンバン
シンセサイケの泥沼
インプロ集団モザイクス

即興演劇でだいがくどんくんも役者デビュー

合間に台所で「オープニングの日もこんな風やったんよ」とモコに言ってみるが「へー」っと素っ気ない。
そりゃそうだ。みんな今日のイベントに忙しい。10年前と今日を行ったり来たりしている私に付き合っているほどヒマではない。


8日も記念ライブはつづく

2018年7月9日月曜日

八女のお茶ツアー

7月1日(日)ザッキーガイドによる八女のお茶ツアー。
参加者はダイスケ、とめ、きぞく。

作業所の送迎方式でザッキーが次々とメンバーをピックアップして、八女へ。
道中は、ザッキーのうんちくとか豆知識とかを楽しみながらのんびりと向かいます。
八女に着くころにはちょうどお昼。八女の物産館「よらん野」で内陸部とは思えないきれいなお魚があったので手に入れて、石人のいる古墳で昼食。




・・・と思ったら、石人古墳には食事をできるようなスペースがなくて、公園として整備されている岩戸山古墳へ。もちろん、ここにも石人はいますよ。

カメラの電池が切れて、これ以降の写真はない

しかも2年前にリニューアルされた岩戸山歴史文化交流館は、テラスにテーブルがあって、食事もできるのです。
歴史文化交流館は、527年の磐井の乱で、大和朝廷に立ち向かって、粗野な乱暴者とされてしまっている「筑紫君磐井」を、九州の民を思い先進的で聡明な英雄として再発見できる資料が展示されています。しかも入場無料。

7月14日には実際に手鏡としても使えるミニ銅鏡を作るイベントもあるよ。
http://www.city.yame.fukuoka.jp/iwatoyama/event/1530007076576.html

けっこう八女を楽しんだところで、いよいよ本題のお茶畑・・・の前に、ザキ家でお茶をよばれました。いただいたのは水出し煎茶。この日は、とっても蒸し暑い日でした。

いよいよ、ザキ叔父よしおさんの畑へ。
畑は山の上のほうにありました。狭い道をグングン上っていくザッキーカー。自分がドライバーでなくて良かったと思いました。
山の上にある茶畑は、とっても気持ちの良いところなのだけど、ここを切り開いて、それを維持していくというのは、かなり骨の折れることだろうなと思いました。最近は、茶畑も平たいところで作っている人が多いのだとか。
ザキ叔父のお宅では、ザキ叔母さちこさんがレクチャーしながらいれてくれたお茶をいただきます。
玄人はだしのだいすけの質問に、よしおさんが次々と知識を披露してくれます。ブレンドする前の茶葉をつまんで食べたりしながらお話しを聞きます。そうそう、あれを、と持って来て見せてくれたのは、八女の最高の玉露を飲むための最高の茶器。十四代柿右衛門さんが限定30セット作ったのだとか。お茶を注ぐときに切れが良い口の形になるように、3回もあの柿右衛門さんに作り直させたという豪傑プロデューサーがいらっしゃるとか。

帰りは、これまたザッキーの案内で、温泉とB級グルメを楽しんで、それぞれのお家に送り届けていただいたのでした。