どこの街にでもあるお店やイベントにはほとんど興味がない。
北九州にいてよかったなとしみじみ思うのは、旧岩田酒店の酒蔵声楽コンサートと、旦過市場の大學堂で食べる海鮮丼。
この二つだけはほかのどの町にいっても手に入らない。
この二つのためだけに、この街に、もうすこし住んでいてもいいなと思う。
2019年3月10日日曜日
2019年3月5日火曜日
年末から3月までの野研活動まとめ
年末から3月までの野研の活動をまとめてみた。
12月28日
「年末商戦」
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大學堂
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大學堂
みやまから、かしらと馬刺し
能登から、きのことかぶら漬
滋賀から、ツル子とフナズシ
1月8日
「坂網漁」
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ゼミ室
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ゼミ室
東京から、映画監督の今井友樹さん
種子島から、タコと鴨
1月14日
「上黒丸プロジェクト」
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金沢から能登
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金沢から能登
金沢美大の、中瀬康志さん
能登の、きのこ
能登の、きのこ
1月15日
「まるみみぞう」
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大學堂
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大學堂
東京から、西原智昭さん
1月23日
「ブリ祭」
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にいな
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にいな
能登から、ブリ
1月25日
「日本酒落語」
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大學堂
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大學堂
噺家の、響亭ぼいすまんと顧見亭小客と日本酒
2月1日
「おクジラさま」
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にいな
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にいな
太地から、ジェイ・アラベスターさん
石垣島から、西野嘉憲さん
下関から、石川創さん
2月5日
「太刀魚とカキ祭」
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にいな
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にいな
広島から、イアンとシャレメ
小値賀島から、UK
2月18日
「玉水しぼり」
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みやま
「玉水しぼり」
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みやま
みやまの、かしら
2月18日
「若わく会議」
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わかぞの
「若わく会議」
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わかぞの
3月1日
「ホーメイジビエ」
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大學堂
「ホーメイジビエ」
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大學堂
岐阜から、熊肉と猪肉
岐阜から、アマゴの燻製
能登から、タコの干物
東京から、チャスチャイクスキスの鎌田英嗣さん
3月2日
「みつばち会議」
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大學堂
「みつばち会議」
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大學堂
東京から、養蜂研究者の藤原愛弓さん
山田緑地から、みつばちプロジェクトの面々
野研は宴会集団かとおもわせる怒濤の日々でした。
人と関わること
人と出会うこと
人とご飯を食べること
人とお酒を飲むこと
人と話すこと
人と歌うこと
そのすべてが野研の活動であり
人類学のフィールドです
一度限りのその時だけの出会いで
人生が決まってしまうことがよくあります
そして
その瞬間を逃してしまうと
たいてい二度目はありません
今の
そういう時間を大切にしてほしいと思います
今の
そういう時間を大切にしてほしいと思います
2019年3月3日日曜日
師匠さん国宝デート①待合せ~龍岩寺編
朝、私は白い息を吐きながら小走りに大学へ向かった。約束の赤茶けた四号館入口付近に目を向けると、見覚えのある灰色のバケットハットと銀縁眼鏡が、きょろきょろ、うろうろと何かを探しているようであった。いつからそこで待っていたのだろうか、手を振ると、にこぉ、と返してきた。その傍らには三つの白いビニール袋が置いてある。私が「おはようございます」と声をかけ近寄ると、師匠さん――うどんの師匠と区別するためこちらを「さん」付けで呼んでいる――は、「おはよう」と返しその袋の一つをくれた。袋の中には、瓶詰めされた蜂蜜、太ももほど太い大根、そして、ペットボトル詰めされた巣蜜のゆで汁が入っていた。巣蜜のゆで汁は蜂蜜いちばん栄養のある部分で、天然の栄養ドリンクなのだという。大変甘酸っぱく、なるほどコンビニエンスストアで売ってあるあの栄養ドリンクのような味わいである。
手土産をありがたく頂戴し、残りの二人を待つ。師匠さんと話をしていたところに、ニット帽に緑のリュックサックを背負った大介が自転車に乗ってやってきた。私たちをみつけると、目の前に停まった。眠たそうな顔で何をしているのかと尋ねられると、師匠さんはこんどはニヤリと笑い、「国東半島にある国宝を見て回るんですよ、特に一番見たいのは奈良時代の梯子でね」といった。大介は「四人で?へえ、いいなぁ」とだけ残し、また自転車に乗りどこかへ行ってしまった。師匠さんは今日の旅が楽しみなのだろう、「彼、だいぶ羨ましそうにしてたな」とうれしげだった。そうこうしているうちに、あみつけ、るー全員集まり、車に乗り込んだ。
高速道路に乗り一時間かからなかっただろうか、最初の目的地「龍岩寺」についた。
ダイエットにいいねと、あみつけは語る
中腹にある受付
宇佐市院内町大門にあるお寺で、平安末期の草創になるものと推察される。元天台宗であったが、享保年間、曹洞宗となった。受付となっている管理者の家から石段をさらに上る。
かなり茂っている
草の茂る山道をぜえぜえと歩いていると、隧道が現れた。仏のへそくぐりも然り、奥の院までの長い山道も然り、この隧道も仙界と下界をつなぐ人工のインターフェースとして機能している。偶然か故意か、つくった者の本意は知らねど、神気がひしひしと感ぜられる。
仙界への入り口
仙界に入ると、お堂がさらによく見える――じつは隧道をぬけずともお堂は見える。
画面中央にあるのがお堂、かなり下から見える
樹がなければ、日光が直接お堂に当たるらしい
よく見ると、お堂の足元に斜めにかかっている長い棒が見える。これが師匠さんの楽しみにしていた「奈良時代から残るという梯子」である。実際はお堂が完成した当時の平安末期であろうが。
この梯子は「きざはし」という。一本の楠を荒削りにして階段とした原始的なもので伊勢神宮にその形を止めるだけで、国内唯一の遺構である。
幅は3~40センチはあるだろうか、かなりでかい
山奥の岩窟の中に建てられたお堂の中には三体の仏像が安置されている。
頭部
全体
向かって右から、薬師如来座像、阿弥陀如来座像、不動明王座像である。高さは三体ともに約一丈である。楠を手彫りで削りだされた大変大きな座像は、湾曲豊かな眉、長い瞼、柔らかに閉じた唇、肩から同へかけてのおだやかな肉取り、細かい技巧の見られない雄大な姿である。
お堂は補修されているのかとても綺麗
お堂内には、大小二つの鈴、木魚、護摩木がある
しっかりお布施をして、護摩木で心身健康の祈願をした。後で、師匠さんがあみつけ、るー、私の名前をノートに書いてくれた。
第一部はここまで。これはまだ12時ころ、旅は19時ごろまで続いたのである。次回は、日出城址と北台でのエピソードを書きましょう。乞うご期待。
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