この園への棟梁派遣は2回目。前の派遣は2008年!
かしらが派遣されてます。かしらのいるみやま市からだったら、北九州から行くよりやや近いからね。
車を飛ばして、10時すぎに到着すると、園のホールでは、ミシン部隊が天幕を縫っていました。なんだか、たのもしい。
すてきなホール。縁側は畳敷き。 |
フレーム作りは、外の広場で。
残念ながら日向。お天気がよくて気温がどんどん上がっていきます。
お父さん達の連係プレーで竹はサクサク割れていきます。
子どもたちも見学。 |
が・・・。ごめんなさい、棟梁が若い竹を避けて下さいと伝えそびれていました。あおあおとした竹は、変なところから裂けてしまいます。6本中、2本の竹がうまく割れず、使えそうなものを選びながら30本のフレームをそろえます。
人手がたくさんあるので、節取りと面取りもどんどん進みます。
そうめん流しの竹を作るときに使ったというサンドペーパーもでてきて、きれいに面取りされていきます。
ちなみに、この園は、先生達が「○○ちゃん」と呼ばれていて、かつ、みんな仲良く会話しているので、誰が先生で誰がお母さんだかよくわかりませんでした。
このうち、半分くらいがお母さん、かな? |
ここで、お昼ごはん。おとなも子どもも大鍋で作ったカレーです。
午後からは、組み立て。
今回のリーダーのさおりちゃんが、事前に作っていたペーパーの模型をみてイメージを作りながら、星形を作ります。
「さあ、ここからがクライマックス一つめです!」と張り切る棟梁。みんなは半信半疑で星の頂点について、ドームを持ち上げます。
「おお!」と歓声が上がります。
「こどもたちにも見せたい!」
でも、こどもたちはお昼寝です。
「起こしてきますから、おろしといて下さい。」と、先生が駆け出します。
というわけで、子どもたちに見守られて2回目。
なんのこっちゃわからない様子だった子どもたちも、ドームが立ち上がると、急におしゃべりになります。
「はっていい?はいっていい?」
「この中で泊まりたい!」
いいよ、いいよ!!
次に、横のフレームを入れていきます。
「えー、全然わからん。」
「二度と組めんね。」
ドーム2回目の先生は「横の星を作る手前までだったら私できる」と胸をはって、「いや、そこから先ができんと!」とツッコまれたり。
熱中症に気をつけながら、休み休み組み立てて、完成。
完成したドームをお泊まり保育の場所に移動させます。
狭い難所をいくつか通って、最後は、滑り台の上をまたいで到着。
天幕の制作も、順調・・・と思いきや。
「ここ、入り口やんけん、開いとんよ」
「いや、入り口は布なかけん」
「えー?」
みたいなハプニングもありつつ。
片膝立てて、床に置いたミシンのフットコントローラーを操る職人技もありつつ。
完成!
確認のため、試しに天幕をかけてみます。
バッチリですね。
お泊まり保育は、9月中旬。
いいお天気になるといいですね。
ちなみに、この日、いただいたお茶は2リットル。そのほとんどが汗になって体の外に出た感じです。
帰り道は、夕方の太陽に照らされてキラキラひかる大村湾を眺めながら、汗臭い体を武雄温泉で洗い流して、棟梁派遣完了です。
菜の花こども園のみなさん、ドームを使ってどんどん外遊びしてくださいね。