いろいろ盛りだくさんすぎて、先の報告から漏れていたけれど、26日(土)の夜は、下鴨の盆踊りに行きました。
下鴨神社なだけに、世界遺産的な大々的なものかもと思っていましたが、観光客はいない、地元の盆踊りでした。浴衣を着て踊りをリードする女性たちの中にもちょっとたどたどしい人がいたり、作り込まれてない感じが味わい深い。
せっかくだからと輪に入って踊ってみました。
ほどほど踊って、そろそろ帰ろうかなと思ったところで、5分間休憩したら、最後に新曲を披露しますとのアナウンス。
せっかくだからと最後の曲を待つことにしました。
アナウンスされた曲名は忘れてしまったのですが、説明していただいた曲の解説から「草子洗小町」かそれに関連する曲だと思います。ふりつけは、下鴨音頭と同じでいいですと簡単な説明がありました。
そして、その曲は今までかかっていた下鴨音頭やズンドコ節とは違って、おじさん二人がアカペラ(?)で謡うものでした。
だから、おじさんの調子によって拍が変わります。
しかも、案外長い!
20分は踊っていた気分。
ローカルな盆踊りで、地元のおじさんが櫓の上で謡う王朝絵巻。
さすが1000年の都です。
ネットで検索して確認すると「下鴨御所音頭・紅葉節」というもので、厨子王丸や俊寛といった演目もあるらしいです。そのなかの草子洗小町が今年初お披露目の演目だったということのようです。草子洗小町も能の演目にあるし、この下鴨御所音頭は室町文化の影響を受けているものだとか。
いわゆる“先の戦”の前から伝わっている、京都of京都の盆踊りなのでした。
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