2021年5月27日
4号館前で、潮干狩りに行こうという一行にであう。
支援太号の定員オーバーにて、著名なクワ師である傍某が留守番されるよし、現地までお送りすることにした。途中のハプニングによりタクシー代より高くつくが、夕刻、収穫物のマテ貝をおおいにいただく。
今年のマテ貝は大ぶりにして、嵩高い。
さっそく、佃煮にする。
その傍らで、青菜炒めもこしらえる。
2021年5月27日
4号館前で、潮干狩りに行こうという一行にであう。
支援太号の定員オーバーにて、著名なクワ師である傍某が留守番されるよし、現地までお送りすることにした。途中のハプニングによりタクシー代より高くつくが、夕刻、収穫物のマテ貝をおおいにいただく。
今年のマテ貝は大ぶりにして、嵩高い。
さっそく、佃煮にする。
その傍らで、青菜炒めもこしらえる。
5月5日鱒淵ダムへのサイクリング
参加者は、るー、カエル、ポール、ちくわ、あみつけ、きぞく。
今日は、こどもの日。
私はいつも車なのでみんなと別行動のことが多いのですが、今年は自転車で参加しました。電気がアシストしてくれるので、自分の脚力以上に自転車が前に進みます。
ちょっと運動したり。
重チャリのカエルも順調、かな?
出発のときには、お天気どうかな?って思ったけど、気持ちの良い午後でした。
蜂巣賀小六は黒田貫兵衛の嫡男・長昌に娘の糸姫をひそかに嫁がせた。すべては糸姫を追っ手から守るためであった。
もう二度と愛娘に会えないことを覚悟した小六は、豊臣秀芳から与えられた龍野城に籠り、追っ手をひとり残らず討伐するために待ち構えていた。
糸姫には生来の不可思議な能力があるといわれた。それは、使いようによっては周囲に末永い富と栄光をもたらすというものだった。この話は瞬く間に各地に広まったが、にわかに信じがたい話であったため、糸姫に危害を加える者は現われなかった。しかし数か月ほど前から、城に植えられた桜から血が流れだしたり、糸姫が可愛がっていた小鳥が人語を話し城内に謀反を起こす者がいるとうそぶいたりと、人智を超えた奇怪な現象が目立ちはじめた。そこで小六は、糸姫の能力を見出した張本人であり、自身とも親しい彗庵という名の僧侶の知恵を借り、糸姫の命を守るために黒田家へと嫁がせたのである。
小六が抱いていた不安は現実のものとなった。命知らずな追っ手は糸姫の力を利用して甘い汁を吸わんとしている。糸姫がこの龍野城にいないことまでは知られていないことだけが救いであった。焼けるような匂いが城内に立ち込める。開戦の知らせである。
城中に煙が充満しはじめる。突然ふいた強い向かい風が敵に加勢し、小六にとって一気に苦しい戦況となった。濃さを増す煙にやられ、ひとり、またひとりと家臣が倒れていくなか、小六はこれまで姿を見せなかった敵をその目で捉えた。
それは、白装束を来た虚無僧であった。てっきり牢人や山賊の類だと考えていた小六は驚き、そして真の敵の姿を直感した。怒りに打ち震えながらも、倒れゆく家臣を背に、目の前の敵めがけて飛び出した。
落ちた龍野城から敵が兵糧を運び出しているかたわらで、小六は目を覚ました。体は動かず、目だけを動かすと、辺りには力尽きた仲間がボタ山のように固まっていた。生き残ったのは小六のみだった。絶望するかと思いきや、小六はなお奮い立った。たとえここで息絶えようと、糸姫を守るためのいくらかの時間稼ぎはできたのだ。仕込んでいた懐刀を確認すると、敵がこちらに近づいてくるのを待った。足音が耳元で止み、顔を確認するために首元を掴まれた瞬間、最後の灯を目に宿らせた小六は渾身の力を右腕に込めて、懐刀を敵の胸にぶすりと突き刺す。刃に仕込んでいた毒は確実に敵の体内に回る。敵は腰を抜かし、冷や汗を流しはじめた。気を失い、そのまま息絶えるのは時間の問題だ。小六は空を見上げ、そのまま沈む夕日とひとつになった。
村のはずれにあるあばら家で、書状をたしなめる男がいた。末永い栄光と富が主君の手中に収まったことを知っていたその男は、小六の死を書状に記し、使いの者に手渡した。男は自らの晴ればれとした未来を日没の輝きに重ねながら、小鳥を愛でていた。男の名は彗庵。またの名を吉田長俊。黒田二十四騎のひとりである。
2021年5月2日
ゴールデンウィークです。
今年最強のタケノコ山、奥田精肉店の奥田さんの山に出かけました。
参加者は、はでぴ、るー、カリー、ちくわ、きぞく。
さっそくタケノコを・・・
今度こそタケノコ。
丁寧に手入れされた山。
どんどんとれる。
タケノコがゆであがる。
木の芽もついて、いたれりつくせり。
いつも、どうもありがとうございます。
少し早すぎた。車も人も見当たらない。上着のポケットに手を突っ込んで輪留めに座っていると、荷台に風船を乗せた軽トラがやってきた。すると、あちこちから次々に人がやってきて、一瞬で荷物を車に載せてあっという間にそれぞれの持ち場に散らばっていった。7時「集合」だったけど、この時間にはすでに道に旗が立てられはじめ、テントが組み立てられた。「椅子少なくない?」「ロープ誰が持ってる?」「この間隔で旗足りる??」と少し手間取りつつも、みなワクワクしながら準備していた。
スタート地点の準備をしている横で、ウォーキングや犬の散歩をする人、物珍しそうに見ながらウォーキングをする人や全く気にせず通り過ぎていく人がいる。この中でパレードのことを知っている人はどれほどか。おそらく全員知らない。木に旗をくくりつけている横を人がスタスタと通り過ぎるたびに、ロープを結ぶ手に力が入る。パレードに何人来てくれるか分からない。この人たちも一緒に歩いてくれたらより賑やかになるだろうに。見当がつかない不安が少しあった。
衣装を取りに道を戻ると、図書館の横でも準備が着々と進んでいた。西南の学生や北九州高校の先生、エイト会の人など全く繋がりのなかった場所から人が集まっている。知り合いを見つけ挨拶を交わすたびに「あのとき会話をしていてよかった」と、これまでのどうということはない雑談が生きた瞬間を感じた。
スタート地点に戻ってみると、もう受付がはじまっていて、順番待ちの人の列ができていた。さっきの心配は杞憂に過ぎなかった。検温と受付を終えた人が次々にスタートの交差点に移動するのを後ろから眺めていた。
関係者の挨拶が終わり、いよいよパレードがはじまる。とよみつ姫が小さい子どもと遊びながら歩いている横で、慣れないゴープロを構えながら歩く。途中、ジャンベの人たちに太鼓を渡されポコポコ叩き、しまいには青いドレスを着た人と踊っていた。自分は、外からこちらの表情は全く読めない仮面を被っていたのでなにも気にすることなく踊ることができた。
風に乗った太鼓や管楽器の音を感じながら、風船が飾られたゴールのアーチをくぐる。あっという間のパレードだったが、楽しかった。この楽しいパレードが来年、再来年と繰り返されれば、道そのものが楽しさを記憶してくれるんじゃないかなあと考えた。普段この道を通りがかるだけで、なんだか楽しい気分になれるような不思議な道になってくれないかなあ、と。人の記憶は薄れるし加工されるし、その人が死んでしまえば記憶そのものが消えてしまう。それゆえに、場所が記憶できるなら、全く変わらないまま、今日の出来事を覚えていてほしいなあ、と。いま、自分のなかで人間が大事なのか場所が大事なのか分からなくなっている……
陽が落ちた後、スーパーに買い物に行こうと家を出た。ATMで千円札を1枚引き出したところで、せっかくなら遠くのスーパーに行こうという気になった。スタート地点で駐車場を借りたスーパーに向かった。買い物を終えて、来た道を戻っていると、療育センターからモジュールタイプの車いすに座った子どもと話しながら帰る夫婦とすれ違った。覚えているかぎりでは、この親子はパレードにはいなかった。もしかしたら窓から手を振ってくれた人たちのなかにいたかもしれない。せっかく出会うのであれば、すれ違うのではなく、同じ方向を向いて歩きたかった。この望みは来年叶えられるだろうか。次のパレードも見届けたい。