2023年3月28日火曜日

アートな1日

2023年3月11日 天神のイソップというナチュラル系スキンケア用品メーカーのアートイベントを見に行きました。 おかわりの情報によると、イソップは、無印の3倍くらいの値段がするスキンケア用品屋さんで、そこで商品を買ったら入れてくれる巾着を、福岡の女子高生は大事に使っているらしい。 だいすけがそこで展示されている作品の作家さんとトークをするらしい。作品は映像作品らしい。 よくわからないので、面白いかどうかもよくわからない。そして、仕事の都合でなんだか忙しい。見送ろうかとも思ったけれど、なんとなく変なことが起こるかもしれない気がして、参加してみることにした。 野研はときどき、こういうフットワークが必要だと思う。 そのために、柔軟なリスケが必要だと思う。今日やろうと思っていたことを明日に伸ばす(あるいは秒でやっつける)、家族に不義理をして実家に帰るのを先延ばしする、遊ぶ予定の友達も誘って一緒に参加する、とか、そんな感じ。
天神のイソップが移転したことによって、空き店舗になった空間を6月までは使えるから、そこにアートを飾ってしまおうという企画。 「同じ川に2度入ることはできない」 万物は流転すると言ったヘラクレイトスの言葉をタイトルにした映像作品。空間全体、床も壁も天井にもゆらゆらと変化する映像が写され、ざわめきのような音が流れている。水の中にいるような、雑踏の中にいるような感じになる。 作家の山内光枝さんは、海の人々の写真や映像を作品にしている人らしい。そして、その制作過程で、海の人たちと一緒に生活したりしているらしい。 つまり、フィールドワークをして、作品にする。野研と一緒だね。 だいすけとのトークは、山内さんも楽しそうだった。山内さんのフィールドや論文化する過程に対する疑問にだいすけが答える感じの流れの部分は、野研の人たちが聞いていないのがもったいないような気がした。
実は、このイベントの前に、悪徳屋によってて、イベント後に一緒に飲む約束をしていた。 バットさんの話は、水族館劇場の話から、日本の政治、日本の歴史、ヨーロッパの歴史、武器の話と、豊富な知識でどんどん展開していくので、あれ?今、いつの時代の話だっけ?とちょっとついていけなくなる時がある。 「見てきたように話すからな」と本人が言うように、本当に見てきたように話す。 ただ豊富な知識で話をする人なら、他にも知っているけれど、バットさんの話を「見てきたように」感じるのはなぜだろうと思ってみると、細かなディテールとか、質感とか匂いとか、そいう情報が入るからかな、と思う。そして、人物の話をするときには、「あいつは小男で」なんて風態を語り、会ったことあるかのよう。
この時間に参加したのは、だいすけ、がじ、きぞく。 これから野研で活動を始める人が一緒にいたら、何かが始まっていたかもしれないと思うような時間だったけど、それは、架空の話。見てきたようには語れない。

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