さっそく届きました。
冊子も充実しています。
美味しく勉強できます。
この前、春の遊びに行きました。
朝は変な動きをしてしまい、手間とらせてしまった。ごめん!
昼からは、坂道トンネルぐにゃぐにゃ進み、菜の花みたり、桜満開。
【あんたんげ】を発見し、中をみさせてもらった。
綺麗な谷にぽっと佇むお家。
外観は古民家だけど、内装は都会ちっく。
ぴろいキッチンにはシェフがやってきたり。お皿は全部小鹿田焼だったり。
すっきりした空気のなか、まんまるの月をみながら呑むお酒はきっと。。。。
【小鹿田焼の里】には小さい集落に、窯場がぎゅぎゅぎゅ!っといくつもあった。
石を砕く杵のおとがそこかしこで鳴っている。さらさら川も流れている。
夕方の空気と光がいっそう趣深さを演出していた。
石を砕くおとは残したい日本の風景百選にも選ばれているらしい。
蹴ろくろで手と脚を使いながら、あの小さいチクチク打ち刷毛目を作っている様子はピシッとというより、ほわからんっとした感じのかっこよさだった。
【吉崎君の家】はとっても広い。
庭でバーベキューをした。火を起こすのはバランスと呼吸がだいじと習った。
鹿や猪を食べた。ラスタさんのキャベツ焼きも食べた。
【リベルテ】では、ウルフウォーカーをみた。
日田まで、15分ほど。いきなり都会になってびっくり。
映画はとってもいい感じだった。アイヌみたいなカムイみたいなそんな感じの雰囲気もした。音楽もよいだった。
【道の駅山国】は、グーグル的には8時から営業と書いてあったけど、本当は9時だよ。
あと、せり目になったぞ!次からがんばるぞ!
【お料理教室】では、なんかもう、私たちの入る隙のないラインみたいなのがあって、そこを先生達は電子みたいにひゅるるるって通って光になって料理ができた。おいしい幸せ。
マヒチ先生達ともとってもlong time no seeで嬉しかった。ほっこり。
【温泉!!!】やっと温泉に入れた。やっぱり、九州の温泉の主たちは優しい。
ポカポカ幸せ。
見飽きても見ちゃう。桜の季節。
2021年3月26-27日
全くの春で、どこをみても桜が咲いていた。
道ばたにソメイヨシノも咲いているけど、ふと見上げると山には山桜が咲いていて、木蓮や木瓜も咲いていて、菜の花はモリモリ咲いていて、あっちを見たり、こっちを見たりで忙しい。
移動中は運転してるから、道路や対向車もみないといけなくって、さらに忙しい。
偶然通りかかった古民家ヴィラ。
野研のお友達、ヨシオカさんが管理している施設だった。
宿泊すれば、こんな景色の中で、星を眺めながらお酒が飲めるらしい。
はじめてたずねた小鹿田焼きが作られる皿山地区。
水力で土を砕く唐臼や登り窯がいくつもある景色は、他の陶芸の村とも違う、独特の風景。
それぞれの窯元で器が買える。
作者の名を入れないのが小鹿田焼きのスタイルらしいけど、やっぱり窯元ごとに個性がある。
1日に3本のバスが来る |
山国では美味しいバーベキューをごちそうになって、日田に行ってウルフウォーカーをみて、翌日は、料理教室。
おはぎを作ると聞いていたけど、おはぎはただのデザートで、むしろ持ち帰りパックに入ってた。
APUのメンバーも加わって、大人数での調理実習。
にぐい、タケノコの酢味噌和え、生おからのサラダ(?)、ごはんとセリのお吸い物。
にぐいに入れる里芋は、慶事と弔事ではむき方が違うらしい。
「そういうのはお姑さんに習うもの」と先生が言えば「うちのお姑さんは、そんなこと知らないから」と笑う。そんな女性のお嫁さんは、里芋のことを教えてもらえるのかもしれない。
日田の映画館、リベルテでウルフウォーカーを観た。面白い!次々に展開する深い物語とその世界観に圧倒された。登場人物の心の葛藤と、自然の脅威におののく人間たち。今、世界の環境や人間社会のことを考えるのなら、精霊と人が出会っていた時代の、その原点に戻るべきだ。人によって作られた神が現れるまでは、オオカミこそが大神だった。オオカミが多くの西洋の童話で悪として描かれている理由は、オオカミは人間社会の外部の存在とつながっていたからだったのだ。
全部は取らずに残して写真だけ撮る。セリは本当に美味しいなあ。今が季節。ヨッシー美味しいお肉をありがとう。
文楽をみたあと、私だけ人形遣いの二代目吉田玉男さんとの食事会のお誘いを受けました。文楽の歴史や面白さについていろいろ教えてもらいました。とても貴重な時間でした。ごめんみんな。
上演した演目、「摂州合邦辻」とおなじ「床本」も見せて頂きました。太夫さんたちは、こんなのを読んでいたのですね。読むだけではなくそれぞれ自分で書いてつくるのだそうです。
後継者の養成が大きな課題とのこと。だれかやってみない?でもごめん、養成所の入所資格は、23歳以下の男性ということです。人形遣いと、太夫と、三味線の3つのポスト「三業」があり、2年目から別れます。玉男さんも講師のひとりです。
3月4日(水)
人形浄瑠璃を観に行きました。
一緒に行ったのは、だだ、メット、ルー、きぞく。
http://q-geki.jp/events/2021/bunnrakur2/
歌舞伎は何回か観たことがあってわりと好きで、歌舞伎に同じ演目もあるので、同じような気持ちで観に行きました。人形浄瑠璃は徳島で阿波十郎兵衛のワンシーンだけを上演しているのをみたことがあったのだけど、きちんとした舞台をみるのは、はじめてでした。
一つめの舞踊の演目では、人形がほんとに踊っていたり、足を踏みならしていたり、息を合わそうとしていたり、疲れているように見えるから、人形遣いさんの技術はほんとに素晴らしいと思いました。でも、役者さんなら1人で演じられる役を、わざわざ3人がかりで人形を使って演じるのは何でなのかな、と思っていました。
二つめは、「摂州合邦辻」です。登場人物のそれぞれの想いが交差する人間ドラマでした。これを観て、歌舞伎との違いが良くわかりました。
歌舞伎は、エンターテイメントで、ストーリーの細かなところよりも見せ場をいかに作ってお客さんを楽しませるか、ということに重点を置いている演目が多いように思います。そして、観客も役者の格好良さや美しさを観たくて、そこを楽しんでいるというところがあるように思います。私も、ストーリーとして、ちょっとつながってないのでは?とか、その動機でその行動をとるには無理があるのでは?と思うことがあっても、まあ、マンガとか娯楽映画のようにそこはこだわらずに、楽しんだらいいかなと思っていました。江戸時代だし、その辺はおおらかだったのかな、とも思っていました。
人形浄瑠璃では、1人の太夫によって、しっかりとストーリーが語られます。それぞれの想いや葛藤に裏付けされた行動が交差して物語が展開していきます。行動の裏にあるそれぞれの葛藤は語られ、伏線は回収され、ストーリーの破綻はないのです。
小説を読んでいるような気持ちになりました。人形浄瑠璃を楽しんでいる江戸時代の人々には、すでに明治以降の小説を楽しむ土壌ができていたのですね。
歌舞伎と人形浄瑠璃では、同じ演目でも重点を置いているところが違うのですね。ストーリーに重点を置くためには、生身の役者より、人形の方が良いということなんだな、と納得しました。
人々の想いが交差し葛藤をかかえつつも行動するような小説とか、謎やどんでん返しのある物語が好きな人には、人形浄瑠璃はおすすめだと思いました。
人形浄瑠璃、また機会があったら観に行きたいです。