2019年6月19日水曜日

東北大学と山形鶴岡 byとめ

学会のため東北地方に行きました。
東北地方に行くのは2回目。
山と海と、豊かな土地でした。


















仙台と鶴岡

文化人類学会が開催されるので、東北大学へ。そのついでに、鶴岡にも向かうこととなった。鶴岡は、仙台のちょうど反対側なので、近いだろうという九州人の判断である。

仙台の朝食は、はでぴお勧めの塩釜市場でいただいた。

九州ではみかけないホヤ
この市場でも「へしこ」が売ってあった。なぜ?
ここでは大學丼のようなシステムの「マイ海鮮丼」なるものが!
タコ(ミズダコ)の刺身と、まぐろの刺身、まぐろの中落ちを二人でいただく。ご飯も刺身もボリュームがあって、おなかいっぱいになった。

マイ海鮮丼をつくる
その後、親切なタコ屋のおじさんにお勧めされた、鹽竈神社を訪ねる(しかも送ってもらった!)。

奥の階段は202段もある
長い階段をヒーヒーいいながら登って、お詣りした。

その神社から駅へ向かう途中に、なんだか面白そうなお店を発見する。

店先に椅子がつんであった
どうやらここは、アンティークチェアの修理屋だそう。なので、店内には素敵な椅子が所狭しと並んでいる。
しかも修理は予約でいっぱいらしく、3ヶ月待ち。

ハデピ曰く、魔法使いの店みたい
文化人類学会が終わると、車で鶴岡へ。
奥羽山脈の山々を越えると、庄内平野にたどりつく。鶴岡は仙台からかなり遠かった…。

車窓からみえる月山
鶴岡に着いたその日は、ダダの探検部時代の友人、ガンガンポッキーの家に泊まる。名前やその伝説はなんどか聞いたことあるが、実際に会うのは初めてであった。

ポッキーの畑でイチゴ狩り
朝ご飯にはポッキーがカレーをつくってくれた。スパイスが効いていて、とてもおいしい!
スパイスにこだわっているポッキー手作りのカレー
次の日はポッキーの案内で到道博物館へ。江頭さんが最初に言っていたように、ここは確かに一日では回りきれないくらい盛りだくさんであった。


ひとつひとつの展示がとても濃いので、なかなか進めない。
とくに皆が夢中になったのは「ばんどり」である。デザインが多様で、細かく、見飽きしないのである。しかも、かなりの数が展示してあった。
江頭さん曰く、このばんどり、おばあちゃんたちは今でも使っているそう。トチの実を拾いに行くときに、おばあちゃんたちが背負ってきて、驚いたとな。

ダダとポッキー
お昼ご飯は、ポッキーとそのゼミ生も一緒に蕎麦を食べた。麦切りもあったのだが、その日の分は売り切れていた。

午後は松ヶ丘開墾場へ。なんと月曜日のため休館日であった。
だが、この開墾場の藩士の子孫である方とお話しし、いろいろと松ヶ丘について教えてもらった。松ヶ丘では、20年前まで土地を集落全員での共同所有としていたそう。

松ヶ丘で記念撮影
ポッキーは1度大学に戻るため別れた後、散策していると荒れ荒れの茶の木をみつけたので、茶摘みをする。


その後、あねちゃの店で江頭さんと合流。野菜の買い出しをして、昔江頭さんが居候していたというロッジへ向かう。
ロッジに着いたら、晩ごはんの支度。先ほど買った野菜たちを調理する。
そして、摘んだばかりの茶葉もお茶にする。

フライパンで釜いりするダダ
江頭さんの電子レンジ乾燥茶とダダのフライパン釜いり茶


おしゃべりがとまらない

おいしいご飯と、美味しいお酒を食べながら、おしゃべりする夜はとても楽しかった。
綺麗な星を見たり、アルパカの映像作品をみたり、江頭さんの食べ物雑学を教えてもらったり、などなど。ものすごく笑ったし、興味深い話をたくさんことができた。

朝ご飯はあつあげ。
つぎの日は、くらげの水族館へ。
でも、水族館へ向かうまえに、よみがえりのレシピでみた焼き畑の場所へ。
映画でみた印象よりも、なんだか狭く感じた。


焼き畑をみたあとは、くらげで有名な加茂水族館へ

記念写真スポットもくらげ




くらげの世界は、宇宙のよう。何時間でもみていられるし、飽きない。
写真撮ったり、途中引き返したりとクラゲを堪能した。でも休日は、ものすごく人が来るようで、写真撮影や逆走は禁止らしい。
平日にきてよかった。

くらげをみたあとは、アルケッチャーノでお昼ご飯。こういうお店で食べるのは初めてで、少し緊張していた。一品ずつ、ゆっくりでてくるので、味わうことが出来る。

店名はダジャレ山形弁で『あったじゃないか!』
稚鮎と茄子の田楽
ヤギのチーズとさくらんぼのパスタ

一品ずつ、ゆっくりでてきて、ひとつひとつの料理について解説もしてくれる。
コース料理は一種のショーなのだと気づかされた。
また、ゆっくりでてくるので、味わって食べることも出来た。視覚でおなかいっぱいにならないのは大事かもしれない。
じつは、昨日の夜から朝にかけて、ずっと満腹だったのである。でも、どれも美味しくたべることができた。

ダダと江頭さんと別れて、とめアルパカと羽黒山へ。

有名な塔の内部はVRで見学できる
頂上までは歩いて一時間くらいらしく、迷ったが手前の五重塔あたりで断念。
このあたりでは、謎の玄関飾り?をよくみかけた。一体何なのかわからないが、ちょっと怖い

その日の夜も、ポッキーの家でお世話になり、つぎの日私は、アルパカとめと別れて飛島へ向かった。

8月1日から10月24日まで、金土をのぞいて、成田庄内間が1990円なので、また鶴岡へ遊びにいこう!!!







2019年6月17日月曜日

上黒丸・北山集落にスタードーム

珠洲の上黒丸、北山集落の中谷内さんより、日曜日にスタードームを立てるので来てほしいと連絡がきた。北山では、6月に入ってぼちぼちホタルが飛び交う季節。今週末あたりから、ホタルの数も増えてくる。ホタルを見に北山集落を訪れる人たちをもてなすために、スタードームを設営する。

中谷内家に保管していたスタードームは、野研がつくった芸術祭のときのもの。フレームはほとんど傷んでいなかった。竹の太さもちょうどいい、とても上等なものだ。

しかし、作業を始める前から、激しい雨が降りつけていた。風も強い。いいといえるのは、比較的気温が低くないことだけ。だんだん強まる雨脚の下「きのしたさん、もう、今日はやめとうこうよー」と中谷内さんがいう。他のひとたちからも、「やめとこうかー」という意見が出る。だけど私は思った。フレームはそろっていて、立てるだけ。しかも1基だけ。これは、みんなが集中すれば雨の中でも無理なくいける作業量。雨は弱まる気配はないが、すでにフレームを並べる時点でびしょびしょに濡れているのだから、もう濡れたついでにあとすこしがんばるだけだ。ただし、みんなのやる気が一気になくなってしまうので、絶対にまちがえてはいけない。

「続行します」宣言をして、フレームを並べてつなげる。私は、まずはPとSが混ざらないように分ける作業をするが、フレームをつなげるのが初めての人もいて我流でつなげ始める。つなげ方も教える。フレームを組んで置く。棟梁の私が指示を出すけど、前につくったことがある経験のひとが思い出してきて、「こうじゃなかったっけ?」と置き始めると、「船頭はひとりにせんと、わからんがー!」とヤジがとぶ。悪天候じゃなければ、もっと作り方を説明しながらつくるのが一番いいけれども、どんどんずぶ濡れ度がひどくなってきてみなイライラしているので、先を急ぐ。

天頂の星が組み終わったところで、うすうすなさそうと思っていたけど、やっぱりベースがないことになったので、急遽ベースをつくる(去年はベースなしでも立てたという意見も出たが、つくることにする)。10等分にするときなどみんな協力してくれて、すぐにできる。そうやってつくるのかと感心する人もいた。

ベースを置いて、フレームの立ち上げ。この平面から立体への瞬間。立体になったとたんに、現場のダウンな雰囲気が一気に吹き飛ぶのがわかる。なんかもう立ったと思ってもらえるのである。逆に言えば、それまでは「簡単っていうけど、本当にできるのかな」と疑問の空気が立ち込めるので、棟梁は「立ちますけん!」という態度を多少強気で出さなければならない。これは、よそに出掛けていってやるこれまでのワークショップや設営でもだいたいそうである。立体になるまで持ちこたえられたら、みんなのテンションがあがる。


横のフレームを入れる。3本ぐらい入れたところで、ちがうところに入れ始めるひとも。こ、これは棟梁試験のトラップのようだ!惑わされてはいけない。雨さえ降っていなければ、みんなで繰り返し練習したらいいんだけど。



最後に強風で飛ばないようにペグを打って完成。
中谷内さんは新しい天幕を作成している。晴れた日にかけてお披露目するのをたのしみにしている。いつもは半日かけてドームを立てているので、今日は最終的に立ってよかったといってもらう。


お昼ごはんは、用意していただいた北山特製きのこそばをみんなで食べた。冷えたからだに染み入るうまさ。「明日は珠洲病院でみんな会うんじゃないか!」というブラックジョークからはじまり、最近はめっきり聞かなくなったという北山の昔の方言についての話題で盛り上がった。あと、この日取材にきていた北國新聞の尾藤さんが、実は趣味でバイオリンを弾くことがわかり、来週以降ホタルの期間中に、ドームで演奏してもらうことになった。しかも尾藤さんはつい最近、珠洲在住の4人で弦楽四重楽団を結成したということで、楽団の上達具合によっては、弦楽四重奏の音色が北山の山々に響くかもしれない。

今回はひさびさの頼まれ棟梁で忘れてないか緊張したけど、スタードームづくりは身に染み込んでいることがわかった。あと、できあがるとみんながたいそう喜んでくれるので、やっぱりうれしい。

「野研のみんなも最初はドーム練習するがか」ときかれたので、「4月に新しい人がはいったら、みんなで1~2週間中庭で練習して、棟梁になるんですよ」というと、「そんなに短い期間で!?」というので、みなさんも3日間ぐらいみっちり猛特訓したらつくれますよ、と話すと、へえーそういうもんかなーと半信半疑で返事をされた。