2016年11月21日月曜日

大阪・京都・滋賀ツアー

11月17日の夕方スタートの大阪・京都・滋賀ツアー。
参加者は、ダン、とめ、いぼり、Jくん、ビンビン、きぞく。18日までキウイとマイタケ。18日からアオイ、19日からちんさん。

17日夕方。発表もしないのに大きなザックをしょって職場を出発。出がけにオーストラリアンの先生が、ハイキングだねと笑顔で見送ってくれる。小倉駅へ。バス乗り場についてから、買い出しのメンバーがとめしかいなかったことを知る。ああ、ごめんなさい。ちゃんと誰が行けるか確認して計画するべきだったね。こんなにみんなが買い出しに行けないとわかっていたら、夕飯はそれぞれがおいしいものを持ちよるようにしても良かったのだし。

月が残る朝の明石海峡大橋


船はペンライトをふる人たちに見送られながら出航。
新しくなった船には、前のように宴会スペースはなく、カウンター席がある。個室やベットの部屋が多くなり、セルフィーな人たち向けになっている。
夜景が見えるソファー席で夕食。といっても、新門司港を出港するとすぐに夜景なんかなくなって、窓の外は真っ暗。室内は夜景を楽しむために照明を落としているので、食べてるものもよく見えないし、会話もいまいちはずまない。せっかく、キウイやマイタケとの初めての旅なのにね。

空堀商店街には散歩向きの小道がたくさんある

大阪では、空堀商店街のことば塾に荷物を置きに行く。そして、こんぶ土居へ。社長は不在で、夕方には店に戻ってこられるとのこと。お店は6時まで。今日はこのあと西成と民博に行く予定。6時までに戻ってこれるかは、かなり危うい。念のため、佃煮は今のうちに購入。

大學堂にもこういうのれん欲しい

西成は、前に来たときよりもすっきりとした印象。金曜日だから週末に比べると人が少ないのか。日本経済がなにか変わったのか。

カレー屋さんにあった西成製のソース。ラベルからレトロ感あふれる。


今回の目的は「こどもの里」の訪問。アポなしで、かつ8人での訪問だったにも関わらず、丁寧に案内していただいた。
年上の子たちは誰に言われるでもなく年下の子のお世話をする。赤ちゃんがいれば、誰かがだっこしてくれる。だから大人の手が空いて準備ができる。
先月のたんたんマルシェで聞いた南の島の子育てと似ている。
多年齢の中で育つこと、ルールを作らないこと。



民博では見世物小屋展。
アオイと合流し、万博公園について入場券を配る。あれ?一人足りないよ。キウイを忘れて来たことに気がつく。気がつけば掲示板に迷子のキウイからの書き込みが。誰か、キウイに電話できる人は?キウイは電話が通じないんだよ!先に民博へ行く人と改札で待つ人の二手に分かれる。ちょっとだけ待ってるとキウイの登場。ごめん、ごめん。
福岡の放生会では、見世物小屋がたっていたけれど、今も続いているだろうか。続いているような気がする。


青空を背景にすっくと立つ

常設展は広くて半日では回りきれない。前につる子が着ていた服はリス族のものかな?と思ったり。



閉館まで民博にいてしまったので、土居の閉店には間に合わず。
空堀商店街で晩ごはんを食べて、キウイとマイタケは、それぞれの高速バスに乗るために出発。塾が終わるまで大阪城へのお散歩。大阪城が見えてきてもうすぐかと思ったら案外遠い。旦過から見える小倉城は旦過からすぐなのにね。



空堀ことば塾では、塙狼星が作ってくれたおでんをつまみに宴会。ワインのコルクがなかなか抜けず、根気よく抜こうとするダンと、サッサと中に落としてしまいたいJ君。
宴会のメンバーは娘をもつ父と父をもつ娘。嵐のまっただ中の人とそれを通り過ぎようとする人、もう来ることのない嵐を懐かしむ人。

空堀ことば塾。大學堂にもこんな図書室あったらいいよね。


19日。
こんぶ土居のふりかけで朝ごはんを食べて、もう一度お店へ。
社長にご挨拶して大學堂や達人講座、たんたんマルシェの話をする。
ぜひ講座をお願いします!
こういうときには、必ず大學堂のパンフレットを作らなくちゃねという話になるが、結局まだできてない。それどころか今回は野研のパンフレットや野研新聞も忘れて来ている。反省。
研究会の会場の京大に行くと、学祭の最中。北九大より広いねと驚くいぼり。あ、ここキャンパスの一部ですから。ジャズ研のガールズバンドの演奏を聴いたり、パスタ屋でバイトしているメガネ男子が作ったペンネを食べたり学祭らしい時間を過ごして研究会会場へ。ガリバン登場。後半にちんさんが参加。




研究会でのディスカッションについていけなかったからもっと日本語を勉強しなくちゃと反省するちんさん。日本語がわかってもディスカッションについていくのは難しい。田中研の留学生のシンさんとちんさんが中国では大学でも暗記中心の教育だから、考えるのは苦手と口をそろえる。日本も高校までは暗記中心だから、大学生になって急に考えてといわれてもうまくできない人が多い。
ディスカッションで自分が発表者だと、慌ててしまって質問内容について落ち着いて考えられなくって、あとになって、あの答えは違ってたなぁとか、あのことを話すチャンスだったのに逃したなぁとか思うことがしばしば。
今回は、聞いているだけだから、落ち着いて考えることができたけど、どういう風にしたら議論が充実するのか難しいなと思う質問もチラホラ。自分ならどう答えるか考えてみて、違うかなぁとか思ってる間に次の話題へ。いかん、いかん。



20日。
滋賀県立琵琶湖博物館へ。初滋賀。初琵琶湖。大学院生の頃、ゼミの仕事で福井に行ったことがあって、そのときに電車に乗って通っていると思うけど、降り立ったのは初めてだった。琵琶湖博物館についたら、まずは館長室へ。私たちの自己紹介のたびにくり出される館長篠原さんの知識とうんちく。それぞれに研究に役に立つ何かがプレゼントされていて受け取る側は、急な賜り物に慌ててメモをしたり写真を撮ったり。

 

そしてリニューアルされた博物館を篠原さんが案内してくれる。うんちくに次ぐうんちく。

 
 
博物館は水族館と違って、食べ方まで展示されている。

館長のおすすめメニュー

魚部スーツも展示されている

時間的にはギリギリだけど、ガリ版伝承館へ。
最寄り(といっても車で30分)の近江八幡駅までガリバン息子が迎えに来てくれて、タクシーと分乗して、イベントはほぼ終わりかけのところへ滑り込む。ガリ版伝承館は、ガリ版の発明者である堀井新治郞の家を修復して展示されている。週末であればガリ版体験ができるとのこと。今回はガリ版祭で、ガリ版を使った若い作家さんたちの作品が並ぶ。印刷技術というより、版画の技法としてガリ版が使われているんだなと思って、印刷と版画っておんなじことか?と思ったりした。どちらもプリントだし。

シルクスクリーンの作品みたい
 
近江八幡で電車に乗る前に大慌てて夕飯の買い出し。買い物袋代5円をケチって一つの袋に詰め込んだから、それをトメが持って猛ダッシュしてくれた。大阪駅から西梅田駅への乗り換えに使える時間が8分。ビンビンとJ君がICカードではなくて切符。トメが調べてくれた最短の乗り継ぎ方を写真付きで紹介しているサイトでシミュレーション。


 
最初のガリ版印刷機
 

電車を降りたら桜橋出口と書かれた階段へ。左手の改札を出て正面の階段を降りる。両側に絵が描かれている通路を通って、タリーズの角を左へ。西梅田駅の改札が見えるけどそれは出口専用なので、その左手をすり抜けて入り口改札へ。
せっかく覚えたけど、次に必要なときはもう忘れちゃってるだろうな。
シミュレーション通りに全員が無事に乗車。もう大丈夫。フェリーに間に合う。でも、プレモルは振られまくり!


 

 フェリーのロビーで晩ごはんを食べているとライブの準備。聞こえてくるのはアイリッシュ音楽!
ハンマーダルシマーというピアノの原型の楽器。門司港のカフェで月に1回ハンマーダルシマーの教室を開いているのだとか。そのために神戸から移動中とのこと。
ぜひ、大學堂でもライブを!

ハンマーダルシマーとチェンバロでアイルランドやウェールズの民謡を演奏しているCDを購入。今度ゼミ室に持って行きます。

その後「売店で買い物しようとしたら財布が空っぽ事件」などを経て船は一路新門司港へ。淀川の広い広い汽水域(瀬戸内海と呼ばれたりもする)をゆったりと進んでいくのでした。


ガリ版伝承館から近江八幡駅までの移動中にビンビンが見つけた
民家のお庭にあるスター☆ドーム。
車窓から慌てて撮ったけどわかるかな?
 

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