悲しいお知らせをいたします。昨日、9月16日の夕方、旦過市場再整備委員の会長の黒瀬さんから、今回の火災では焼けずに残った大學堂なのだけど、さきほど最終的に取り壊すことに決まったとの電話がありました。
先日の建物の検分の際には、焼けてしまった隣の家屋から柱を切り離し作業をするということで話が進んでいましたが、一週間以上たってもなかなかその作業に入らないので、気になっていたところへの突然の連絡でした。
切り離し作業に際して、建物の補強に必要な費用を見積ったところ、想定よりも大きな額だったため、家主である地域のスーパーのハローデイがその費用を負担できないと判断した、というのが取り壊しを決めた理由であると伝えられました。
具体的な金額については、黒瀬さんは聞いていないので、家主であるハローデイに聞いてほしいとのこと。がれきの撤去作業が遅れるので、当初予定していた切り離し作業はおこなわず、現状のまま建物を解体して撤去するとのことでした。
大學堂の中にはいつでも再開できるよう、いろいろな備品も残されているので、すぐにというわけにはいかないと、黒瀬さんには伝えましたが、そこは自分は関知しないので、市や解体業者と話してほしいとのことでした。
とりいそぎハローデイと連絡を取り、週明けの火曜日に説明を受けることになりました。
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あの大火災の最中には、規制線の外からは大學堂の状態が何もわかりませんでしたが、鎮火した後に建物の状態を見て、少し安心した時もありました。片付けのときには、みなで前よりきれいに中を掃除し、できる限りのことをしました。たくさんの人からたくさんの応援ももらいました。もういちどみなでここに集まれることを楽しみにしてました。
でも守れませんでした。こんなかたちで終わることが、ほんとうに、ごめんなさい大學堂。泣けて泣けて、今晩は寝られません。大きな台風が九州に向かってきています。外は静かです。
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