2018年5月27日日曜日

東南アジア学会2次会

 高校には、進路指導の担当の先生という人がいて、大学進学をしようかと思ったときにいろいろ相談に乗ってくれたりする。熱心な先生はいろんな大学のデータをよく知っていたりとかして、あそこは就職率が高いとか、公務員の合格率が高いとか、市役所に就職したいなら市立大学が良いとか、いろいろ教えてくれる。

 でもこれは、たぶんほとんどの先生が知らないこと。

 学内で学会が開催された後に、中庭のドームの中で大宴会がひらかれるような大学があるらしい。そこでは、いろんな研究者とおしゃべりができて、最先端の研究の話が聞けるらしい。
 しかも、縄文人が作ってくれたおいしい料理でもてなしてくれるそうだ。縄文人は、狩猟もするけど稲作もするので、焼いたシシニクとおにぎりとお餅。そして、稲作をはじめた縄文人は、さっそくお酒も作りだしたらしい。赤い色で野性味のあるお酒だそうだ。そんなごちそうが、次々にドームの中に運び込まれる。すごいぞ縄文人。
 研究者は、そんな縄文人に興味津々。初めての稲作や酒造りについてたくさん質問した後に、頼みもしないのに卒論の指導をしようとしてくれたりする。ところが、酔っ払った縄文人がのたまうには「私の卒論、A4、5枚でいいんですよぅ。」すごいぞ縄文人。

 大学に行ったらこんなことがあるなんて、高校のときには教えてくれなかった。大学に入ってからも、気をつけておかないとうっかり通り過ぎてしまうかもしれない。
 夜のキャンパスに怪しく光るドームをみつけたら、ちょっと立ち止まって中をのぞいてみたほうがいい。ナントカ率でははかれないものが手にはいるかもしれないから。

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