2018年10月13日土曜日

石垣島日記②


日記とは言えない更新率だけど日記としておこう
さて、昨日で石垣島に来てから1か月がたつ。時間の速さに驚く。よく驚くけど


今日、ジャージー牛の赤ちゃんが生まれた。
ジャージーの妊娠期間は285日間。お母さんのお腹の中で育っていく
秀さん(まぁじゅん)の予想は的中で、30分後に生まれると言うと
その通りに30十分後には足が出てきた。

285日前に人工授精をしたお母さん牛のミラクルは、破水するとまもなく
声を上げながら、踏ん張って赤ちゃんを出そうとする。

踏ん張るお母さん牛のミラクル


ミラクルは、出産中自分の体からでてきた粘膜(なんというのだろう?)
を時折飲んでいて、自分の栄養にしていた。秀さんもこれには驚くそう。
いつも秀さんは立ち会えないので、今回は珍しく立ち会えた出産。

あ・・顔!

見守っていると、「あ・・!顔が出てきた」なんと、牛の赤ちゃんは足と顔が
一緒に出てくるのか。ヤギは足から始まり顔がそのあとに出てくる
ここで秀さんが足を引っ張って出産を促す。

足を引っ張る

引っ張って直ぐに、ドバっと勢いよく赤ちゃんが生まれてきた。
まず、その大きさに驚く。ヤギの赤ちゃんよりはるかに大きい。そして
体がしっかりしている。生後間もないとは思えないほど。
ミラクルは、濡れている子牛をなめてあげて血行を良くしてあげる。そうすることで
立てるようになるそうだ。

オスの赤ちゃん


母性本能が強い牛は、自分の赤ちゃんだと思って、なめ始めたりするそう。
今回の出産も、みんな気になる様子でしきりに近づいては、秀さんから「こら」と怒られていた。とにかくみんな気になるみたいで、周りを囲むようにわらわらと集まってきた。


生まれて30分後には立てるようになるというが、なかなか立てない。起き上がろうとしては、横に倒れてしまう。何回目だろうか、前足にしっかり重心を乗せることができるようになり、プルプルしながらも立てるようになった赤ちゃん牛。がんばったね

この子牛は、数10分前にはお腹の中にまだいて、今この瞬間に
初めてお母さんに出会い、外の環境を知る。土の感触や太陽の光や、空気のにおい
すべてが初めてなのかと、当たり前のことかもしれないけれど
そんなことを考えると、命という形ないものを感じれた気がする。



可哀そうだけれど、生まれてすぐに赤ちゃん牛とお母さんは引き離されてしまう。
自分の子供を探しまわるミラクル
そして、オスなので成長した後は肉牛として出荷される。
ペットではなく家畜であるから
仕方ないことであるけれど、胸が痛む。
人と動物の関係。人と人の関係。どちらも複雑だ。

来週は、白保のプロジェクトでいそがしくなりそうだ。
海人が作ったお寿司。おいしかったな~

海人 ゆうたくん

いらぶちゃーしか覚えれなかった

(カメラを持ってくるのを忘れたもので、出産の写真は携帯・・これを聞いたいぼりに
おこられそうだね。)

ぴぴ

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