2018年10月9日火曜日

九州ニホンミツバチ会オフ会

オフ会というものに初めて参加した。
そもそも、九州にニホンミツバチ限定のオフ会があることを知ったのは、バイクで宮崎の山を回っていた時だった。山都町のお土産店で蜂蜜を見つけ、お店の人に連絡をしてもらって出会ったのが、このオフ会の最高顧問だったのだ。その時は70代の「おじいさん」とも呼べそうな方が、ブログでミツバチのことを書いていて、しかもオフ会までやっているということに衝撃を受けた。
女王自ら対馬の現状を発表
今回、その最高顧問は来ておらず会うことはできなかったけど、インターネット上で蜂を媒介に繋がる人々の雰囲気を間近で感じることができた。それにしても、オフ会だというのに参加者は年配の方ばかりである。
人類と養蜂のスライド
オフ会の講演内容は、前田太郎さんの蜜源植物についての研究報告、宮崎さんのフローハイブ実践ついての報告、そして放課後みつばち倶楽部の活動報告。
宮崎さんのフローハイブについての発表は、「人類と養蜂」という衝撃のスライドから始まる、超具体的な発表で、これまで抱いていたフローハイブのイメージを一変させるものだった。この発表をきき、放課後みつばち倶楽部はフローハイブの導入を決意した。

ムダ巣を避けるには
win-win採蜜
もう一つ、面白かったはオークションがあったこと。ニホンミツバチの養蜂にはたくさんの手作りの道具が使われているが、それぞれの養蜂家が持ち寄った道具が叩き売りされる。養蜂には、いくつ作ろうとかかる時間や費用は対して変わらない、まとめて作った方が効率的な道具が多い。そういった道具を集めて売り、オフ会の運営費用にしているそうだ。それぞれが自分の道具の工夫ポイントを発表して、会長が適当に値段をつけていく。するとおじさんたちが殺到し、次々とマニアックな道具が売れていった。
ペッタンコを斜めに取り付ける台(雨よけつき)
こういう会に似たようなものでは、学会や手品の大会(マジック界では「コンベンション」という)がある。学会や手品のコンベンションでは、なんというか気難しそうおじさんや、業績やコネを求めたギラギラした若者が多くて緊張感がある。もちろん、それぞれの大会によって雰囲気は違うと思うけど。それらに比べると、ミツバチのオフ会は参加者のおじさんたちがみんなニコニコしている。そして、これは九州縦断ミツバチ調査の時にも感じたことだけれど、みんな人懐っこく、喋り出すと長話になる。発表への反応もいい。それぞれのやり方で蜂を飼っているのだろうけれど、みんなお互いの養蜂に興味津々で少しでも「良い方法」を探しているのがわかる。あと特徴的だったのは、みんなプログラムよりも早く集まり、全てが早く初まり、終わると会場に残って長話などせず、次へと向かう。超せっかちなおじさんたちの集まりだった。
値段がつくと殺到するおじさんたち

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