2018年10月6日土曜日

御前コンサート

10月4日(木)カボチャドキア国立美術館で、ホイリゲコンサートが行われました。
ウィーンで活躍しているソプラノ歌手の方がオペレッタを歌ってくださるとか。

ホイリゲってなに。ホイリゲワインって聞いたことあるけど・・・とぼんやりとした知識しかない庶民たち。
この季節のワインといえば、ボジョレーのヌーボーが流行して日本でもすっかりおなじみですね。フランスワインの新酒はヌーボー。オーストリアのワインの新酒がホイリゲ。

そう、トーナス陛下の御前で新酒ができた喜びを歌い上げるコンサートなのです。

だいちゃんへのご招待にくっついて、トメ、いぼり、いか、きぞくがカボチャドキアへ向かいます。ちょっとだけ遅れて到着。もう国境付近でも歌声が聞こえてきます。
アーティストは森野由みさん。本場ウィーンでオペレッタに出演しながら、地元の北九州でも本場の歌声にふれる機会をと積極的に活動されています。

オペレッタは、オペラと違って喜劇だし庶民的(らしい)。
歌い方も表情豊かで、テンポの良い曲があったり、かけ声で観客が参加できたりと和やかな雰囲気で進んでいきます。

CDを買ってさっそく帰りの車でも聞いてみました。
終了後、バラの花束が渡されますが、贈呈者は岩田さん。そういつも酒蔵コンサートで柔らかくて素敵な歌声でドイツ語の歌を聴かせてくださる、あの岩田さん。森野さんのウィーン音楽大学の先輩なのだとか。
贈呈のBGMにトーナス陛下がリコーダーを吹きます。
どうやらそれはバラの花にまつわるロマンティックな曲のようで、この場面にとってもふさわしい曲なのだとか。森野さんと岩田さんはすぐに気がつかれます。

庶民は、無粋にも解説をしていただいてからやっとことのしだいがわかり、ほーなどと感嘆の声をもらし、間の悪い拍手をするのでした。

なるほど、これが教養というものですね。

秋の入り口に芸術と教養にふれることのできたひとときでした。


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