2017年6月21日水曜日

ひとくわ農場の田植え(築城)

今月は田植え強化月間。
ムビラの直前にモコといぼりと築城にあるひとくわ農場の田植えに行ってきた。

GWの時にもぐさんの豊の会が主催した野草を食べる会でひとくわ農場のご夫婦、イッキさんとトミさんに出会った。お二人は鶏の平飼いをされている。自分たちで野菜や果物を育て、水は井戸水を使い、お風呂のお湯は日光で温め、自然と調和した、自給自足の生活をしている。野草の会の時に野研が今年田んぼをつくる話をしたところ、今回の田植えに誘われた。今回の最近なんだかこういう話に会うことが多いなあ、と思いつつ、北方シネマで次上映する「人生フルーツ」の話をした。お二人は東田シネマでスタートラインを鑑賞しており、「抗い」を見るのを楽しみにしていたというが、残念ながら見に行けなかったらしい。人生フルーツはお二人の暮らしみたいな話かも、というと「どっちかというと桃源郷でしょう、ハッハッハ」と高らかに笑われた。桃源郷は自分たちを思い出してしまうから、見に行かなかったそうだ。

さて、ひとくわの田植えは。
棚田になっているところに、3畝の田んぼが3つ。本当は5段の田んぼがあったそうだが、現在まで稲を育てているのはそのうち3つだ。


17日土曜日は、苗床に育てられた稲を抜き、ひとつかみのサイズにしばっていくこと。ビールケースに座ってみんなでおしゃべりしながら作業をする。全然進んでいる気がしないのに、12時のチャイムがなり時間の速さに驚く。田んぼよりも格段に多く、多種多様なクモがいて出会うたびにプチパニックになり、手に持った稲を泥に投げ捨てちゃったりしてその度にモコに冷たい目で見られる。


1日じゅうその作業をし、5時で仕事を終え晩御飯の準備。
いちにち太陽の下で働き、夕方家に帰りごはんのしたく。7時には食べ始め、ゆるやかにおいしいものとお酒、会話をたのしむ。この上なく心に贅沢な暮らし。



にわとりの燻製、平飼い有精卵卵を使ったニラ玉。玄米ごはん、トマトときゅうりのサラダ、天然酵母パン、薬草茶、手作りジャム(甘夏、野いちご、ブルーベリー)、カレー、ぬか漬け、アスパラと人参、チキンソーセージ、手作りビール、どぶろく、40度と60度のいも焼酎。


鶏のはなし。
前はトリにトウモロコシ飼料をやっていたけどちょっと前から発酵カスと飼料米、おがくずなどをまぜたものをやるようにしたらしい。大きなかくはん機で1週間分をかき混ぜる。触ると発酵していてあたたかい、というよりもむしろ熱い。50度くらいあるらしい。部屋はバナナのような香り。最近鶏があまり卵を生まないようになってしまったのは、おがくずを木材チップに変えたことで木が消化できないからかとイッキさんは気を揉んでいた。


田植えいざゆかん。
私たちが泊まったのは写真右半分に見える手作りログハウスの2階。


田植えいざゆかん2。いい写真じゃない?


子供相当飽きっぽい。
ぶーぶー文句言いながらなんだかんだ頑張った縄文人よりも早く飽きた。田植えよりも泥で遊びたかったのだろう。「もうしないし」「こんなん永遠地獄やし」「まじイジメや〜イボリとてらすにいじめられてる」とか言いつつ、励まし騙しでのせると、なんと3畝の田んぼを子供と私たちで1時間かからず終了した。早かった。



0 件のコメント: