昨晩はMovie Night
作品は「ちいさな哲学者たち」
パリ郊外の幼稚園のあるクラスで2年間行われた哲学の授業をおったドキュメンタリー。
映画の中ではちいさな哲学者たちが真摯に難題に向き合う。
「愛」とは「大人」とは…2年間を通じて、まさに知を愛する過程が描かれている。
大きくなると、なかなかどうしてこういう難題に素直に向き合えなくなったりする。
さまざまな刺激的なものがすぐに手に入ってしまう世の中で、私たちは消費の達人になっていく。
消費は簡単で、楽しい。
映画の中で、ある園児が親に物乞いをする人になぜなにも与えないのかと聞いたとき、言った。「どうでもいい、遅れてしまう」
消費は簡単で、楽しい。そして時々、時間が足りなくなる。
与えられ、受け入れ、与えられ…
有限な私たちの時間が誰かわからない人たちによって与えられたもので消費されていく。
そういえば、今日、会議のとき消費と創造の話がでた。
どんなにへたっぴでも、消費するより創造する人間であること。
それが野研の真髄であり、私たちの原動力らしい。
まだまだぺーぺーな私はその真髄に小指でさえ届いているのだろうか。
そういえば、文章を書くっていうのも創造だ。
誰から与えられるわけでもなく、自ら欲して、こうしてテクストを織る。
うん、消費の達人より創造の達人の方がずっと楽しそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿