日本には、梅雨の前のある時期に、光る黒い虫を愛でる習慣があります。日が暮れたあとに、川岸に出かけて、たくさんの虫が光るのをみんなで眺めます。
その習慣を体験するために、車で出かけました。一緒に行ったのは、ハデピとハツメットとルーとこおもてです。
最初に行った川沿いには光る虫が飛んでいましたが、とても少しでした。
この黒い虫たちは、パートナーを探すために光ります。光っているのはオスだけです。
次に行ったのは、非常に古くからあるように見える神社のそばの小道に沿った川です。その神社は大野八幡といいます。その川はとても小さな川ですが、川の向こう側には高い木が立ち並んでいて、立体感のある空間を作りだしています。光る虫たちは、川面のそばから木の上の方までフワフワと飛んでいました。それは、とても幻想的な光景にみえました。
この虫たちの動きはとてもゆっくりで、そっと手を伸ばせば、易々と捕まえることができます。そして、捕まえた手を開いても、すぐには飛び立たないので、自分の手のひらの上で光らせることができるのです。
街灯のない暗い小道で、小さな虫の光を写真に収めることは、私には難しいことでした。
ルーのスマートフォンでは上手に写真が撮れると言っていたので、きっと素敵な報告をアップしてくれると期待しています。
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