ホテルに戻り、休憩。
どこかで夕飯を食べないといけないよねえ。
部屋でニュースを見ながら二人で話をして、また、外に出る。
どこで食べようかなあ。
岩田さんの後をついていって、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
「やっぱり僕がいた頃と比べると、いろんなものが変わった」と岩田さん。
三平ストアという店。100円ショップのはしり。
なにもかも安い!
アカシアというカレー屋。カレーはさっき食べた。
コロッケがおいしそう。これも安い。
DUGというジャズバー。ダグと読む。地下のお店。
階段や壁にめいっぱいシールやライブの広告が貼られている。
なんだか足取りが軽い岩田さん。
実は上の3つの店は、岩田さんが学生時代からあったという。
歌の先生の授業を受けたあと、その先生とよくご飯を食べに店に通っていたようだ。
「あのときのまんま!」と笑顔の岩田さん。
少しは変わらないものがあってもいいよね
右へ左へと歩きまわり、「ライオン」というビアホールで食べることにした。
2名禁煙席と伝えると、地下1階へ案内された。
重い扉を開けると、さすがビアホール。お客さんはみんなお酒を飲み、
がははと談笑している。
テーブル席に座り、私はからあげを注文した。
岩田さんはソーセージとサラダを注文。
私たちの横では、3人の男女がピザを食べていた。
おっとここはビアホール。お姉さん、大ジョッキ2つ。
最初にサラダが運ばれてきた。
生ハムとレタス、春菊にちょろっとドレッシングをかける。
少しの苦みと、しょっぱさがおいしい。
サラダを食べ終わると、しばらくしてソーセージと唐揚げが運ばれてきた。
もちろんビールも。キンキンに冷えてやがる!
唐揚げは4つほどだが、それぞれとても大きい。ビールが進む。岩田さんはもう飲み干している。
パチンっと指を鳴らす人がいた。となりの人だ。どうやら頼んだビールがまだ届かないようだ。実は岩田さんももう一杯注文したが、いまだに来ない。
ビールが届かない者どうし、仲良くなるのに時間はかからなかった。
男)「昨日知り合ってれば僕のコンサート誘ったのに~」
岩)「えっ!僕もコンサートやってるんですよ」
男)「あ本当。なんの弾き語り?」
岩)「いや、僕はもともとバリトン」
男)「あそうなの~へえ~いや、あのね、僕はね、ラテン!ラテンの曲をギターで弾き語
りしてるんだよお~~ところであんた、ぼっちゃんだろお?僕もぼっちゃんだから
分かるよお」
ビックリ。分かるもんなんだなあ。類とも。
岩)「ここ、ちょっと時間かかるねえ」
男)「ねえ。銀座の本店だったら、椅子に座った瞬間でてくるよお。」
岩)「本店だからねえ」
「酒飲みはせっかちだから、なるべく速くお酒を出すことが大事」と二人から教わった。
男性は岩田さんに、しきりに何かを渡したがっていたが、岩田さんは丁寧に断り、会計を済ませた。さてさて、次のお店~
0 件のコメント:
コメントを投稿