2019年2月19日火曜日

類とも

ホテルに戻り、休憩。
どこかで夕飯を食べないといけないよねえ。
部屋でニュースを見ながら二人で話をして、また、外に出る。
どこで食べようかなあ。

岩田さんの後をついていって、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
「やっぱり僕がいた頃と比べると、いろんなものが変わった」と岩田さん。
三平ストアという店。100円ショップのはしり。
なにもかも安い!
アカシアというカレー屋。カレーはさっき食べた。
コロッケがおいしそう。これも安い。
DUGというジャズバー。ダグと読む。地下のお店。
階段や壁にめいっぱいシールやライブの広告が貼られている。

なんだか足取りが軽い岩田さん。
実は上の3つの店は、岩田さんが学生時代からあったという。
歌の先生の授業を受けたあと、その先生とよくご飯を食べに店に通っていたようだ。
「あのときのまんま!」と笑顔の岩田さん。
少しは変わらないものがあってもいいよね

右へ左へと歩きまわり、「ライオン」というビアホールで食べることにした。
2名禁煙席と伝えると、地下1階へ案内された。
重い扉を開けると、さすがビアホール。お客さんはみんなお酒を飲み、
がははと談笑している。

テーブル席に座り、私はからあげを注文した。
岩田さんはソーセージとサラダを注文。
私たちの横では、3人の男女がピザを食べていた。
おっとここはビアホール。お姉さん、大ジョッキ2つ。

最初にサラダが運ばれてきた。
生ハムとレタス、春菊にちょろっとドレッシングをかける。
少しの苦みと、しょっぱさがおいしい。

サラダを食べ終わると、しばらくしてソーセージと唐揚げが運ばれてきた。
もちろんビールも。キンキンに冷えてやがる!
唐揚げは4つほどだが、それぞれとても大きい。ビールが進む。岩田さんはもう飲み干している。

パチンっと指を鳴らす人がいた。となりの人だ。どうやら頼んだビールがまだ届かないようだ。実は岩田さんももう一杯注文したが、いまだに来ない。
ビールが届かない者どうし、仲良くなるのに時間はかからなかった。
男)「昨日知り合ってれば僕のコンサート誘ったのに~」
岩)「えっ!僕もコンサートやってるんですよ」
男)「あ本当。なんの弾き語り?」
岩)「いや、僕はもともとバリトン」
男)「あそうなの~へえ~いや、あのね、僕はね、ラテン!ラテンの曲をギターで弾き語 
   りしてるんだよお~~ところであんた、ぼっちゃんだろお?僕もぼっちゃんだから     
   分かるよお」
ビックリ。分かるもんなんだなあ。類とも。
岩)「ここ、ちょっと時間かかるねえ」
男)「ねえ。銀座の本店だったら、椅子に座った瞬間でてくるよお。」
岩)「本店だからねえ」
「酒飲みはせっかちだから、なるべく速くお酒を出すことが大事」と二人から教わった。
男性は岩田さんに、しきりに何かを渡したがっていたが、岩田さんは丁寧に断り、会計を済ませた。さてさて、次のお店~






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