2019年7月28日日曜日

ジンジンの初めての海

 梅雨明けということで、ジンジン他と一緒に海へ行く。
 海が見えるとテンションの上がる一行。久々におばあさんの海。同じように梅雨明けを狙ってか何組か他にも潜りにきている。
ジンジンは初めてにも関わらず、すぐにフィンを漕いで泳ぎだした。さすが。波予報では波はほとんどない感じだったけど、台風の影響ためか少しある。海の中もちょっと濁っていた。
前半戦、思った以上に鼻がつまり、耳抜きが思うようにできない。あまり潜れず、波酔いしてしまう。
 しばらく潜って、お昼ご飯へ。キゾクがいるので、当然のようにバジルがある。定番となったバジル×タナゴに満足していると、デザートが!!灼熱の浜でいい感じに溶けてきた冷凍パインを頬張る。冷た・・うまい!人生であと何度、海辺で冷凍パインが食べられるだろう。
 後半戦は、ダダと2人で反対側の岬を目指して泳ぐ。鼻炎用のスプレーをして、耳抜き対策はバッチリだったが、今度は、銛の引きゴムが切れてしまった。やはり、年最初の海はいろいろ問題が起こる。岬まで結構な距離があり、ひたすらフィンを漕いだが、獲れたのはタナゴ一匹だった。惨敗である。一方ダダは、コンスタントにカワハギやチヌを見つけて突いている。うーん、どんな条件でもサクッと魚を見つけて、おかずぶんくらいは突けるようにならねば。
 突果は散々だったけど、一年ぶりの海はやはり楽しかった。ジンジンにとっては初めての野研海。寒いとのことですぐ上がってしまったけど、その後も浅瀬でハゼを捕まえたりしていたようだった。
 そういえば、僕が初めて行った海もこのおばあさんの海だった。あの日は小倉祇園の初日だったけど、キノコとダダと海に行ったのだった。初めての海は寒くて、ずっとブルブル震えていたけど、自分の全く知らない世界がこんなにすぐ近くに広がっていることにワクワクした。今、そこの海で獲れた魚を浜で焼いて食べるという経験も衝撃的だった。魚屋やテレビでしか見たことのないようなサイズの魚を、自分の手で獲って、しかもいきなり食べる。
 よく思うのだけど、野研で海に行ったことがないのかあるのか、の経験の差は、宇宙に行ったことのない人と行ったことがある人の経験の差に等しいのではないだろうか。宇宙は、行ったことのない人にとってはただの未知の場所で想像上の世界でしかないけど、行ったことがある人にとっては具体的にイメージのできる、すぐそこにある現実だ。それと同じように海は、行ったことのない人にとっては波があって魚がいるんだろうな、くらいのぼんやりしたイメージの世界でしかないけど、行ったことがある人にとっては、ハゼもいればクラゲもタナゴもカワハギもチヌもいて、時々寒かったり波酔いしたり、フワフワ浮いたり、海水の抵抗に逆らって潜ったり、具体的にイメージして感覚できる世界だ。
 いつも見ているのと違う生物、いつも感じているのと違う感覚。海に行けば、普段の自分がいかに限られた世界にいたのかを思い知る。それはワクワクする現実だ。

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