2017年5月26日金曜日

潮干狩り

5月26日(金)大潮
参加者は、鉄竜、モコ、きぞく。
テラスは文化人類学会に出発、いぼりは小テストのため断念。
参加した3人も、なんだかんだで、最大干潮の直前にしか干潟にいけず、短期決戦です。

コツをつかんでモクモクと潮干がる鉄竜

はじめてのマテガイほりの鉄竜。
最初は「難しいな」とか言っていましたが、ふと見ると、次々と大物をゲットしています。


獲物をぶら下げて干潟を渡るふたり
お天気は良かったのですが、風が強くてだんだんと寒くなってきました。
もうちょっと、もうちょっとと名残惜しい気持ちはありましたが、体がどんどん冷えていくので、終了。
帰宅ラッシュの10号線に時間をとられながら、ゼミ室に帰ってパスタを作ります。

ゼミ室では、潮干狩りには行かないのに「今日は夕飯いらない」と言って家をでてきたといういぼりがお待ちかね。
パスタを作りながら、「今度は落とさないように持って帰らないと」と独りごちるいぼり。あ、持って帰るのね。いや、いいんだけど。

というわけで、今日の収穫は半分をパスタにして、残りを鉄竜、モコ、いぼり、きぞくで山分け。佃煮にするとほんのちょっとですが、この時期だけのお味ですから、しみじみいただきます。

成長記録2

5月18日
苗箱を開けてみると、モチの方は芽が出ていた。
発芽しなかったらどうしよう、と心配していたのでかなり安心した。
だけど黒米の方はほとんど発芽しておらず、少し不安になる
大丈夫だろうか。

モチ 

黒米

底から根も出ている


5月22日
遅れて行ったら、米の上に遮光シートがかけてあった。
若いうちは日に当てない方がいいと天神さんからのアドバイスがあったので、岩本さんとハンゾーが設置してくれたらしい。
前回から不安だった黒米も、ほぼ芽が生えていた!本当によかった。

モチと黒米では葉の色が結構違う。モチの方が濃い緑で、黒米は黄緑色。






5月23日
よく成長している。毎日水をあげるのがとても楽しい。
気になって、一本抜いてみた。
葉はひょろひょろなのに、根は意外としっかりしていて長い。
一つの種籾から茶碗一杯分の米が取れると考えると、すごいなあと思う。
今から収穫のことばかり考えてしまうけど、とても楽しみだ。

モチ

黒米




5月25日
変な苗を見つけた。白いので目立つ。
病気なのか、なんなのかよくわからないけど不安なので抜いた。
一体何だろう。







2017年5月23日火曜日

昔の写真をいじっていると


昔の写真をいじっていると


意外なシーンがあらわれて


ついつい仕事がとまってしまう

くじら唄をききに


動物の季節の感覚ってどんな感じなんだろう。水温とかでそろそろ向こう行こうかな、みたいな感じなんだろうか。
大きな生き物が、遠い海から長い旅をしてやってくることを想像するとすごくドキドキしてしまう。自分がなにかおおきなものの一部だという感覚が気持ちいいのだろうか。それって合一への求心力みたいで茫とした気分になる。それとも、むしろほんらいの、みんなの一部である自分・個人でない自分に気づくから気持ちいいのだろうか。



クジラ獲りのひとたちは、海の士とと書いてアマと読む。つまり海の男である。海女もいたけれど、それは一部の地域でいたらしいと聞いたことがある、というくらいの話らしい。
資料館の受付のお姉さんは、鯨捕りを演じたい野放図な若者たちが来ると聞かされていたらしく、わたしを見て「たぶん女の人が出たら初めてですよ!」とのこと。じつは、わたしはあまりくじらのことには興味なかったのだが、お姉さんに言われてちょっと出たくなってしまった。調子良すぎ。
また、高いところからクジラを見て狼煙をあげるなどするところはハチ獲りと似ているなと思い親近感が湧いて、こころ躍る気持ちである。

くじら館に入ると、館長じきじきの解説。展示物の裏話・詳しい話をしてもらった。かっこいいくじら唄の写真はあるけど、それは撮影用の演奏風景なんだって…。また、使う網の技術革新や、漁民ではなく武将のようなひとたちが始めたという話、商人が賭けのようにたくさんの人を雇い、鯨捕りを主催していたという話もあった。

わたしは、ハチが飛ぶのを待っているあいだはかなりつまらないと思うし、堪らなく飽きているんだけど、蜂とりの場合は自分から動いて見えそうな場所を移動できる。しかし山見はそうもいかないので、どうやって耐えていたのだろうと考えている。やはり自分が見つけたときのお手柄感がいいのだろうか。

ひととおり話が終わったあとは、お待ちかねのくじら唄。

くじら館の展示室は不思議なくらい響きがよい。
そして、何を言っているのかはまったくわからなかった…。
館長曰く、その代その代で歌詞や歌い方は変わっていくとのことであった。
館長の声は芯のある力強い声で、どうしてこんな声がでるのだろうと思う。なんて言っていいかわからない。これを何人もの合唱にしたときはどれだけかっこいいのだろう!

やっぱり海も山もわくわくする。



ちなみに;湯本温泉、改修して建物変わっちゃうらしいよ。

酔いどれくじら旅

前日の夜、とってもJAZZYな人達と飲み食いの騒ぎを起こし、気づけば自宅ではない所で目覚めたのが朝5時。
それから身支度を済ませ、集合場所に向かった。

二日酔いなのは言わずもがな、である。

外は申し分ないほどの晴天に恵まれていたが、僕の体内は大荒れであった。とかく胸焼けがひどい。途中で買ったソルマックが唯一の救いであった。

青海島に着き、ゆるりと車を走らせていると発見。くじら資料館。

到着するやいなや、かの有名な”くじら祭り”で用いられる、モノホンのくじら様が鎮座しておった。

すごい、力入れすぎ。お金かけすぎ。

資料館に入ると、早川さんが迎えてくれたのだが、早速待ってましたと言わんばかりの手厚い説明、捕鯨の歴史を二日酔いの僕にもわかりやすくお話してくださった。

早川さんの説明も終盤に差し掛かってきた頃、僕と半蔵人間が参加するくじら祭りで歌われる”くじら歌”を、なんと早川さんがその場で披露してくれた。

底から込み上げて来る、元漁師の力強い声と、独特のビブラートが会場を震わせた。資料館内だけど。
とにかく、これは相当練習していかないとマズい。

歌い終わった早川さんが最後にポツリ。
「僕は太鼓叩きなんだけどね」

かっこいい。

その後、重要文化財である早川さんのお宅にお邪魔した。
さすが国指定。レベルが違う。梁が最高。
たくさん面白いものを見せていただきました。


そんななことをしているうちに、お腹が空いてきたのでアルパカとつるこに食料捕獲を一任。僕とハンゾーは二人の分まで目一杯遊びに暮れた。

特に人類の知恵の発達ギャグは汎用性が高いと思う。
ハンゾーの負傷でテンションが下がっていた頃、二人が帰ってきた。

さすがアルパカ先輩。16:00すぎてるけど。

もはや夕食でござった。帰りは大衆浴場で〆。ヨカホイ。

朝のめざめの鯨唄

朝のめざめに 朝のめざめに サア ヨイヤサー
イヨー 山見をすれば イヤ 大せみは
浮いて来る間によ
子持ちは寄せ来る サアヨイヤサー
イヨー 羽差は勇む
イヤ とらにやかなわぬ
かけにやかなわぬ サアヨイヤサー
イヨー通の沖で イヤ かけて殺して
かけて殺して サアヨイヤサー
イヨー通の浦へ イヤ こがとよいならば
こがにやかなわぬ サアヨイヤサー
イヨー田ノ浦の浜の イヤ 納屋のろくろにや
納屋のろくろにや サアヨイヤサー
イヨー 網くりかけて イヤ 大せみを巻くのにや
子持ちまくのにや
ソリヤソリヤいちじゃいの
またいちじゃいの
朝もかけたがまたかける ヨカホエ
イヨー 爺のうたは きかにや かなわぬ
きかにや わからぬ サアヨイヤサー
爺の話は きかにや かなわぬ 
きかにやわからぬ サアヨイトサー
イヨー 通のわざは 麻のわざ
きってもきってもちぎれぬ 通の網とり
爺の家は みるに大きな 早川のいえ
 屋根にのぼればくりもでる サアヨイトサー
イヨー ふすまをあければ書がならぶ
イヨー通の浦へ イヤ こがとよいならば
こがにやかなわぬ サアヨイヤサー
イヨー 羽差は勇む
こねばかなわぬ こねばわからぬ くえのあな
くわねばわからぬ くえのあじ サアヨイトサー
イヨー よおみて よお来にや 
イヤ さかなも のがす
ないてもおそい こねばかなわぬ
 今日をもぐれば またもぐる ヨカホエ

2017年5月21日日曜日

スター☆ドームが保育者養成に有効との知見

5月20,21日に倉敷市で開催されている日本保育学会で、スター☆ドームの教育効果についての報告が注目を集めている。

「名女大スター☆ドームプロジェクト」という取り組みについての発表の中で、保育者養成でのドームの教育的効果が取り上げられた。
スター☆ドームという空間を作ることによって、それを活用したワークショップのアイディアがうまれ、それを実行することによって「協働」や「対話」といった、保育者に必要な資質が育まれるというもの。



また、学外・保育の専門外のプロであるスター☆ドーム棟梁を招いて講義を実施したことが学生への刺激となり、保育の枠を越えたアイディアがうまれるようになったという。
これまで、スター☆ドームについて保育実践での効果についての報告はなされていたが、保育者養成の分野での実践報告は世界でも初めてのことであり、スター☆ドームの新しい展開に注目が集まっている。

あの棟梁の姿もポスターの中に!


2017年5月18日木曜日

うながやーやーのみそづくり

池間島で、だいたい月に1回のペースで「シマ学校」というものをやっています。シマのおばぁたちが講師で、昔から伝わる暮らしに必要な知恵と技(池間の言葉でアマイウムクトゥというよ)を教えてもらうというのが主旨です。

もうかれこれ3年ほど続いているシマ学校で、参加費などをとって大々的にやるというイベントではないのですが(主な参加者は生き生き教室のおばぁたち、島の小中学生や学童クラブの子どもたち、興味のあるおとな)、ちょっと盛り上がるためにフライヤーをつくってみました。

8月5・6日に池間島で開催決定!「琉球弧アダンサミット」にも向けて、シマ学校も力を入れていきます。

今回のこのフライヤー、とあるところのデザインを参考にして作りました!どこのデザインかわかるひといるかな・・

先日5月16日に麹をつくりました。
こちらのブログに麹のつくりかた記事を載せています。→すまだてぃ日記
宮古の味噌は麦麹だよ。

北方シネマの予告編

北方シネマの予告編をはってみました

2017年5月17日水曜日

速報!

我慢しきれず、苗箱のビニールを外して覗いたところ…



芽がでていた!

これで田植えに一歩近づいた。

ヒヨクモチ

黒米


理想はこんな感じだけど

農協でみた苗たち

野研のフィールドマップ

野研のメンバーがこれまでおこなった海外調査地のフィールドマップをつくってみました。論文が作成されたものだけです。それぞれ位置はあっているかな?これはまだ試作バージョンで今後、国内調査地やネット上の掲載論文とのリンクもこれからつけていきます。

2017年5月14日日曜日

古代米成長記録 その1


5月9日
大學堂に若宮米と一緒に平尾さんの種籾が届いた。
黒米と、ヒヨクモチというモチ米。




5月10日
チキンライス大会のあと、種籾をそれぞれ分けて水切りネットにいれ、水をいれた鍋につけた。このまま3日くらい置いて、毎日水を替えれば芽がでると前回若宮で聞いたので、その通りにしてみる。



11日~13日
毎日水を替えた。黒米が原因だと思うが、水が毎日茶色くなっていた。そのうえ、微妙に発酵臭もした。でも黒米もモチ米も発芽していたので問題はないと思う。
ざっと見た感じ、1センチくらい長く芽が出ているものもあれば、1ミリ以下のものもあってムラがある感じ。


14日
発芽した種籾をもって、田んぼへ行き苗箱への種まきをした。
参加者はもこ、はんぞー、鉄竜、つるこ。

水につけて発芽した籾をもって、山羊のところへ。
種籾の消毒はしたか、と岩本さんに聞かれ焦る。消毒ってなんだっけ!?そんなことやってないと思い、かなり動揺した。
天神さんにも消毒してる?って聞かれて、また焦る。
もしかして私、なにか決定的なミスをおかしてしまったのかも・・・。
平尾さんにいただいた種籾を全て無駄にしてしまうのでは、とかなり不安になる。
まだ何も作業していないのに。こんな調子で大丈夫かな。

岩本さんから、「みのりエース」という土が良いときき、ナフコへ買いに行くがここではとりあつかってないとのこと。農協に売っていると教えてもらったが、今日は日曜日なのでお休み。今日はもう作業できない!?と焦っていたが、岩本さんが知り合いの方から土を借りてきてくださった・・・!本当にお世話になりっぱなしである。
事前に自分で用意しておくべきだと反省した。

そんなこんなで作業を始めたのは13時ごろ。
天神さんから分けていただいた土には、違う種類の種籾が混じっていたのでそれを取り除く作業から始める。つるこはとっくの昔に帰ってしまったので、もこと鉄竜と一緒にする。なかなか終わりが見えなくて、少しめげそうになってしまった・・・。

種籾を取り除く、かなり地味な作業。

取り分けて箱に詰め終わった状態

鉄竜は用事があるので作業開始後すぐに帰ってしまい、私ともこだけに。二人だと無理な気がしたので、はんぞーを呼び出す。
「とっても楽しくてエキサイティングなことしてるから来ない?ていうか来てよ」

はんぞーも合流し、もくもくと進めたら取り除く作業が終わった。
そしたら岩本さんの奥さんが、お昼ご飯を用意してくださった。大きなおにぎりと新タマネギのスープ、それとオードブルとフルーツ盛り合わせ、盛りだくさんだった。お腹が空いていたので、たくさん食べちゃった。スープはとっても美味しくて、自家製のタマネギを使用しているらしい。

昼ご飯たべて作業再開。土をどんどん苗箱につめたら、水をまいて籾をまく。
このとき箱の底から水が流れるくらいたっぷり灌水しないといけなかったらしいけど、そんなに沢山あげていなかった。(みのりエースの袋に書いてあったけど、気づいたのは全てが終わった後だった)

教わったとおり1箱150グラムを目安にしていた。だけど、まいてる途中でなんだか150グラムは多すぎるような気がしてきて、途中100グラムだったり120グラムだったりまちまちになる。

まきおわった状態(モチ米)
黒米はなんだか分かりづらい。

そんな感じで、分量がバラバラになったから、苗箱も増えてそれぞれ14個ずつに。
すべての箱にまきおわったら、上から土をかぶせる。



どのくらいかけたらいいのか分からないので、籾が少し見えるくらいにしておいた。若宮でもかけすぎはよくない、と言われたので。
土をかけたら水はもうやらないらしい。水で土が固まってしまうと芽が出にくくなる。

それぞれ14段。赤が黒米。

全ての箱に土をかけおわったら、重ねてシートにつつむ。籾は30~32℃の状態を3~4日保つことで成長するからだ。

山羊に食べられないように柵で囲まれている

これで今日の作業は終了。あとは待つだけ。
このときは本当に発芽するのか不安だった。古代米計画もここでうまくいかなかったら全てパアなので・・・。18日に開けてみる予定だけど、そのときどうなっているのか。

平尾さんに種籾のお礼と、今日の作業について電話で伝えた。
「種籾は別に消毒してなくても発芽するし、無農薬にこだわるならそこからこだわっても良いと思う。実験的に米作りを楽しめばいい」
そう言ってくれたので、なんだかすごく安心した。

なんとかなる予感しかしない。そして私ってすごい単純だなあとも思う。

※14日の写真はすべてもこフォト