5月9日
大學堂に若宮米と一緒に平尾さんの種籾が届いた。
黒米と、ヒヨクモチというモチ米。
5月10日
チキンライス大会のあと、種籾をそれぞれ分けて水切りネットにいれ、水をいれた鍋につけた。このまま3日くらい置いて、毎日水を替えれば芽がでると前回若宮で聞いたので、その通りにしてみる。
11日~13日
毎日水を替えた。黒米が原因だと思うが、水が毎日茶色くなっていた。そのうえ、微妙に発酵臭もした。でも黒米もモチ米も発芽していたので問題はないと思う。
ざっと見た感じ、1センチくらい長く芽が出ているものもあれば、1ミリ以下のものもあってムラがある感じ。
14日
発芽した種籾をもって、田んぼへ行き苗箱への種まきをした。
参加者はもこ、はんぞー、鉄竜、つるこ。
水につけて発芽した籾をもって、山羊のところへ。
種籾の消毒はしたか、と岩本さんに聞かれ焦る。消毒ってなんだっけ!?そんなことやってないと思い、かなり動揺した。
天神さんにも消毒してる?って聞かれて、また焦る。
もしかして私、なにか決定的なミスをおかしてしまったのかも・・・。
平尾さんにいただいた種籾を全て無駄にしてしまうのでは、とかなり不安になる。
まだ何も作業していないのに。こんな調子で大丈夫かな。
岩本さんから、「みのりエース」という土が良いときき、ナフコへ買いに行くがここではとりあつかってないとのこと。農協に売っていると教えてもらったが、今日は日曜日なのでお休み。今日はもう作業できない!?と焦っていたが、岩本さんが知り合いの方から土を借りてきてくださった・・・!本当にお世話になりっぱなしである。
事前に自分で用意しておくべきだと反省した。
そんなこんなで作業を始めたのは13時ごろ。
天神さんから分けていただいた土には、違う種類の種籾が混じっていたのでそれを取り除く作業から始める。つるこはとっくの昔に帰ってしまったので、もこと鉄竜と一緒にする。なかなか終わりが見えなくて、少しめげそうになってしまった・・・。
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種籾を取り除く、かなり地味な作業。 |
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取り分けて箱に詰め終わった状態 |
鉄竜は用事があるので作業開始後すぐに帰ってしまい、私ともこだけに。二人だと無理な気がしたので、はんぞーを呼び出す。
「とっても楽しくてエキサイティングなことしてるから来ない?ていうか来てよ」
はんぞーも合流し、もくもくと進めたら取り除く作業が終わった。
そしたら岩本さんの奥さんが、お昼ご飯を用意してくださった。大きなおにぎりと新タマネギのスープ、それとオードブルとフルーツ盛り合わせ、盛りだくさんだった。お腹が空いていたので、たくさん食べちゃった。スープはとっても美味しくて、自家製のタマネギを使用しているらしい。
昼ご飯たべて作業再開。土をどんどん苗箱につめたら、水をまいて籾をまく。
このとき箱の底から水が流れるくらいたっぷり灌水しないといけなかったらしいけど、そんなに沢山あげていなかった。(みのりエースの袋に書いてあったけど、気づいたのは全てが終わった後だった)
教わったとおり1箱150グラムを目安にしていた。だけど、まいてる途中でなんだか150グラムは多すぎるような気がしてきて、途中100グラムだったり120グラムだったりまちまちになる。
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まきおわった状態(モチ米) |
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黒米はなんだか分かりづらい。 |
そんな感じで、分量がバラバラになったから、苗箱も増えてそれぞれ14個ずつに。
すべての箱にまきおわったら、上から土をかぶせる。
どのくらいかけたらいいのか分からないので、籾が少し見えるくらいにしておいた。若宮でもかけすぎはよくない、と言われたので。
土をかけたら水はもうやらないらしい。水で土が固まってしまうと芽が出にくくなる。
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それぞれ14段。赤が黒米。 |
全ての箱に土をかけおわったら、重ねてシートにつつむ。籾は30~32℃の状態を3~4日保つことで成長するからだ。
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山羊に食べられないように柵で囲まれている |
これで今日の作業は終了。あとは待つだけ。
このときは本当に発芽するのか不安だった。古代米計画もここでうまくいかなかったら全てパアなので・・・。18日に開けてみる予定だけど、そのときどうなっているのか。
平尾さんに種籾のお礼と、今日の作業について電話で伝えた。
「種籾は別に消毒してなくても発芽するし、無農薬にこだわるならそこからこだわっても良いと思う。実験的に米作りを楽しめばいい」
そう言ってくれたので、なんだかすごく安心した。
なんとかなる予感しかしない。そして私ってすごい単純だなあとも思う。
※14日の写真はすべてもこフォト